16.02.24(Wed)

初めての子連れ海外 香港の旅<グルメ編_前編>

浅野陽子

浅野陽子 フードライター&エディター

出版社勤務を経て独立し『ELLE a table』『dancyu』『日経レストラン』など料理専門誌やウェブサイトに執筆、“食”限定の取材歴は17年目に突入。J.S.A.認定ワインエキスパート。2014年に長女を出産。

こんにちは、フードライター&エディター浅野陽子です。
娘との香港の旅のレポート。前回まで書いた観光スポット編」はこちら(www.tend.jp/asano-89970/www.tend.jp/asano-89957/)から。今回は「グルメ編」です。写真は甘辛く味付けされた香港名物のBBQダックです。


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しかし「グルメ編」と書きつつも、実は今回は出発前に期待したほど「食の都香港」の感動が得られなかったのが、正直なところ……子供の頃、香港で暮らしていた80年代、そして帰国後も5回ほど訪れ(最後は2006年)、毎回「おいしい!やっぱり香港の味!」と思っていたのに、今回は「うーん、この値段なら東京の方がおいしい?」と何度も思ってしまいました(ごめんなさい)。


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子供中心にお店を探したのもありますが……長らく香港に住んでいる友人いわく、「1997年の中国返還後から料理人が東京含め、アメリカやカナダなど世界中に流れている」とのこと。1000円ランチでとびっきりおいしい、東京のレストランのレベルに慣れ過ぎてしまったのもあるかもしれません。そんな前置きで、読んでいただければと思います。

写真はその友人に聞いた、いま香港で最前線のヘルシー系ジューススタンド。とにかく「健康」がトレンドだそう。


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まず、こちらは香港のあらゆるところで見かけるのがえびワンタン麺(ワンタンが沈んじゃってますが)。プリッとしたエビの食感と、輪ゴムのような細い麺が特徴。これは中環(セントラル)駅の大きな商業ビルIFCモールにある「正斗粥麵專家」で食べたもの。


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同じ店のお粥です。香港でえびワンタン麺とお粥はセットのように同じ店で両方とも必ず注文できます。お粥は米の粒が感じられないほどとろとろに煮込まれ、深い味のだしも効いておいしい。豚肉団子をトッピングで追加しました。(他にもピータンや魚肉団子なども選べます)。このお粥のなめらかな食感、だしはやっぱり香港ならではだなあ。


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娘は離乳食デビューしてしばらく経った頃。ベビーフードも日本から大量に持ち込みましたが、お粥やえびワンタンを少しずつあげたら、喜んでいました(あまり気にしない親です)。IFCモールはアクセスが便利で、館内のお店はすべて新しく清潔なので子連れでも安心して行けます。


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香港と言えば「飲茶」。熱い中国茶をがぶがぶ飲みながら点心をつまむ店です。ここは中環(セントラル)の老舗飲茶店「陸羽茶室」。1933年創業のクラシックな入り口や店内が特徴の名店です。昔から通っている店なのでしっとり雰囲気を味わいたかったのですが、「叉焼包(チャーシュー入り肉まん)」が登場した瞬間、娘のテンションが最高潮に!


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さらに同じく飲茶の定番「蛋達(エッグタルト)」が来てからは欲しい欲しい!と興奮状態。このお店の雰囲気もあり、子連れに甘い香港でもさすがに白い目で見られ出し、テーブルの上の熱いお茶も危ないし冷や汗状態……。ところでこのエッグタルト、いまや日本で当たり前のように買えますが、昔は香港で初めて食べて本当に感動したんですよー。


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エッグタルトは飲茶店だけでなく街中でも買えます。後日、コーヒーと一緒に買ってホテルに持ち帰り、朝ごはんにしました。香港式のエッグタルトは皮がサクサクしたパイ生地タイプです。日本ではクッキー生地のものが主ですよね。

隣は「菠蘿包(香港のメロンパン)」。日本のメロンパンより、甘い皮の部分がもっと厚い。おいしい菓子パンでした。

グルメ編も長くなってしまったので、後編に続きます!