アントワープっ子が足繁く通う、真っ赤な壁の人気店「LINTS」

奥にあるティールームは、気取らずプレーンですが、清潔感のあるゆったりしたスペース。ティールームといっても開店時からフル稼働。朝の7時からは朝食セットを用意。ランチ時にはフォカッチャやサンドウィッチ、キッシュなど軽食も出しているので、軽くランチをしてからスイーツを楽しむ客が多いようです。14時から16時半の間のみ食べられるパンケーキも人気メニューですが、シグネチャースイーツは「客を甘やかすスイーツのタワー」という意味の、「ヘット フェルウェントレンチェ」と呼ばれるミニスイーツタワー。5種のチョコレート、マカロン、プチタルト2つにバタークッキー、コーヒーがついて7.5ユーロと手頃な地元価格です。
オーナーのエディ・ヴァン・ティテェルブーム氏はベルギー中部のアールスト出身。ブリュッセルでペイストリーとショコラティエの学校に通いました。その後ゲントにあるパティスリーで修行後、このLINTSをオープンしたそうです。小さな店からのスタートでしたが、今では大成長し、ショコラティエ部門では2人、パティスリー部門は5人、ベーカリー部門は5人で分担し商品を作っています。このように全ての商品が手作りで、チョコレート、パティスリー、べーカリーと3つを兼ねたお店はベルギーでは少ないこと、またLINTSでは人々が日常的に通えるよう価格も低めに設定してあること、そして商品数と価格に妥協しない美味しいスイーツを提供しているのが人気の秘密のようです。

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