13.10.28(Mon)

パリ10区で始まる新プロジェクト「ミシャラク・マスタークラス」

tend Editorial Team

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料理教室の定員はコースによって6名か12名のいずれか。ミシャラク直々のコースも大人気。

料理教室の定員はコースによって6名か12名のいずれか。ミシャラク直々のコースも大人気。

2000年からホテル“プラザ・アテネ”のシェフ・パティシエを務めるクリストフ・ミシャラクが、9月24日に料理教室を兼ねたパティスリーブティックをオープンしました。アテネの役職は続けながら、今年40歳を迎えた人生の区切りとして挑む新しいプロジェクトです。 立地は、最近新しいレストランなどが立ち並ぶようになった、注目の10区フォブール・ポワソニエール通り。ミシャラクの新店のアイディアは、パティスリー以前に新しい学校をオープンするというものでした。10年以上、高級ホテルのパティスリーを作り続け、2005年のクープ・デュ・モンドのキャプテンとしてフランスを優勝に導き、テレビでも活躍するなど、フランスのパティスリー業界に新しい風を吹き込む才能ある第一人者として走り続けていましたが、そんな中で抱いたのが“高級パティスリーの大衆化を図りたい”という使命だったそう。
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今年40歳を迎えて、新しい挑戦に踏み出したクリストフ・ミシャラク。

「おいしいものを通して幸せになることは、誰もが共有できる幸せ。そんな幸せは皆で分かち合うべきですし、そこにはシークレットはない。食べてもらえる人を育てることで、パティスリー界を活性化していきたい」というミシャラク。そこで、垣根なく皆にパティスリーの楽しさを伝えることのできる一般向けの菓子教室を作ることになったのが、“ミシャラク・マスタークラス”でした。 “シュー生地”や“チョコレート”などのベーシックなパティスリー作りから、“レストランのデザート”や、“ベスト・オブ・フランス菓子”や“ベスト・オブ・クリストフ・ミシャラク”などの上級編までさまざまなクラスがあり、6人あるいは12人限定で、週に5コースほど開催されています。ミシャラク自身がデモンストレーションを行う“Exclusif Michalak”なども、初心者から上級者まで必見の授業でしょう。
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お菓子のヒーローをイメージした外観のグラフィックが目を引く。

今後は子供のためのコースも用意していくなど、いろいろな企画が目白押し。美しいブティックをオープンしたばかりのミシャラクは意気揚々でした。 店のすべてのグラフィックを考案したのは、アラン・デュカスグループのADとして活躍する“ソワン・グラフィック”のピエール・タションです。子供の頃ヒーローになることを目指し、今もそれを追い求めるミシャラクの世界観を、窓に描かれたロケットなどのグラフィックで実に個性的に表現しています。
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左/パリ・ブレスト風に仕上げたタルト×アントルメ。右/レッドベリーとピスタチオクリームの組み合わせ。いずれも“ファンタスティック”。

“テイクアウェイ”と名付けられたブティックコーナーには、常に作り立てのパティスリー、板チョコレート、スナック菓子、コンフィチュールなどが置いてあり、ひとつひとつにミシャラクならではのユニークな命名がされています。例えば8人用パティスリーは“FANTASTIK”という名前。タルトとアントルメが合体した一品で、ファストフードのお持ち帰りのピザからインスピレーションを得たそうです。旬の素材や、ミシャラク自身のその日のインスピレーションでレシピが変わるため、毎日違うパティスリー1〜2種が提供されます。ミシャラクによる1日限定のパティスリーが毎日楽しめるといえます。