12.09.03(Mon)

「パティスリーミナチューレ」の可愛くて繊細なミニチュアケーキ

tend Editorial Team

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ラベンダーカラーがかわいい雰囲気の店構え。

ラベンダーカラーがかわいい雰囲気の店構え。

洋菓子激戦区阪神エリアの中でも特に人気が高い芦屋に2012年4月に登場したのが、「パティスリーミナチューレ」。JR芦屋駅から南へ歩いて約5分、茶屋之町のメインストリートを横筋にそれた細い路地に、ラベンダーカラーの小さなかわいいお店が目に飛び込んできます。ショーウインドーには、フラワーモチーフの「M」の文字。店名の「ミナチューレ」は、「ミニチュア」という意味のフランス語。その店名どおり、ショーケースに並んでいるのは、小さなかわいいケーキの数々なのです。

パティシエールの太田彩加さん。1986年3月生まれ。神戸出身。神戸国際専門学校卒業後、神戸の人気パティスリー「菓子sパトリー」、ハワイのオアフ島にある「ラ・パルムドール」で経験を重ねた後、「パティスリーミナチューレ」のシェフに。

パティシエールの太田彩加さん。1986年3月生まれ。神戸出身。神戸国際専門学校卒業後、神戸の人気パティスリー「菓子sパトリー」、ハワイのオアフ島にある「ラ・パルムドール」で経験を重ねた後、「パティスリーミナチューレ」のシェフに。

「一度にいろんなケーキをたくさん楽しんでほしいから──」と話すのはシェフパティシエールの太田彩加さん。太田さんが作るケーキは、生菓子も焼き菓子もすべてプチサイズ。直径4センチの円錐型ムース「ショコラピスターシュ」や1辺が4センチの「ガトーフレーズ」、小さなカップに入った「ジュレ」や「ティラミス」など、一般的なケーキの約半分のサイズで作られるお菓子は、ムースを何層にも重ねたり、チョコレート細工を飾ったり、と小さいながらも繊細で手が込んでいます。

「小さい頃からケーキが大好きで、いろいろいっぱい食べられるといいなって思っていたんです。一般的なケーキだと2個くらいでお腹いっぱいになってしまうじゃないですか。それなら、半分くらいのサイズにすれば2倍の数食べられるんじゃないかな、と。いつか、自分でお店をするなら、そんなミニチュアケーキのお店がしたいなって考えていたんですよ」と太田さん。とは言え、開店前の試作段階では、ケーキの完成まで試行錯誤を繰り返したとのこと。

グラッサージュが輝く「ショコラピスターシュ」¥263。中はピスタチオのムース。クーベルチュールは、フルーティな香りのベルジェを使用。

グラッサージュが輝く「ショコラピスターシュ」¥263。中はピスタチオのムース。クーベルチュールは、フルーティな香りのベルジェを使用。

「苦労したところはありますか?」と尋ねたところ、「(プチサイズの)セルクルやドーム型の焼き型などがなくて……。単純に大きく焼いて、小さくカットして仕上げるというのは避けたかったんです。だから、小さなカップや型探しが大変でした。何気なく巻いているフィルムや台紙もサイズがなかったですし。お菓子作り以外のことが大変でしたね。もちろん、お菓子も材料の分量を単純に半分サイズにすればいいのではないんですよ(笑)。小さくすることでパートシュクレの固さやムースのなめらかさなどテクスチャーがまったく変わってしまうので、レシピも1から再構成しました」。