11.12.09(Fri)

パリで北欧を味わう「カフェ・スウェドワ」

tend Editorial Team

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マレ地区にある16世紀末の建造物。スウェーデンセンターに。入ってすぐの左がカフェになっているが、テラスでもくつろげる。

マレ地区にある16世紀末の建造物。スウェーデンセンターに。入ってすぐの左がカフェになっているが、テラスでもくつろげる。

スウェーデンセンター内にあるカフェ“カフェ・スウェドワ(スウェーデン風カフェ)”。マレ地区の中心にある、隠れ家で、ちょうど箱庭のようになったエントランスの中庭には、テラスも出しています。アナ・ノルデンマルクさんの、家庭的なサンドイッチやお菓子が楽しめる、アットホームな空間です。
カルナヴァレ美術館の裏、ピカソ美術館(閉館中)もすぐそばのペイエンヌ通りにある16世紀末の建造物が1972年よりスウェーデンセンターとなっていますが、その1階にある、テラスに面した一角がカフェスペースとなっています。

オープンしたのは2001年。スウェーデンセンターをより多くの人に知ってもらおう、門戸を大きく広げようというセンターの館長の意向によって、このスペースが設けられました。このスペースの責任者として、アナ・ノルデンマルクさんに白羽の矢が立ちました。アナさんは、当時からセンターに務めていましたが料理上手で、企画能力もあり、責任感の強い人。そしてこのシンプルで、居心地の良い空間が出来上がったのでした。

カウンターに手作りのサンドイッチとケーキがずらりと並んで、食欲をそそられる。左が白パンサンドイッチ。

カウンターに手作りのサンドイッチとケーキがずらりと並んで、食欲をそそられる。左が白パンサンドイッチ。

12時からオープンしているこのスペースには、軽食をとりにくる人も多く、12時半も過ぎるとほとんど満席になります。お目当ては、まずはサンドイッチ。白パンはなんと手作りで、アナさんの家に昔から伝わるレシピです。スウェーデンでは、白パンは、家庭で作るのが普通だそう。小麦粉に、牛乳と水、生イーストと少々の粉糖で仕上げますが、オーブンに入れる前に、オリーヴオイル、そして粗塩を振りかけます。出来上がるのは、ふっくらとして優しい白パン。それに、スウェーデンらしい、スモークサーモンや、ジャガイモとニシンを和えたサラダ、肉団子のコロッケなどを挟みます。

左/ココナッツ入りのケーキにフランボワーズを散らした。右/リンゴのタルトにナッツのごろごろ入ったペーストを散りばめたもの。すべて4ユーロ。

左/ココナッツ入りのケーキにフランボワーズを散らした。右/リンゴのタルトにナッツのごろごろ入ったペーストを散りばめたもの。すべて4ユーロ。

そして、決まって6種類以上はあるケーキ類も大人気。家庭的なニンジンケーキやバナナとチョコレートのケーキ、スウェーデンでは多用されるコケモモのタルトなど。そしてクリスマスの時期になると、サフランのケーキを作ります。地中海で採れるサフランは、北欧の国々にとっては、昔から、とっておきの贅沢なスパイスだったのです。そのサフランとオレンジの果汁で香り付けしたケーキは、冬の風物詩。サフラン味のブリオッシュも作るそうです。