13.04.15(Mon)

北マレ地区のお洒落で美味しいオーガニックカフェ「パンソン」

tend Editorial Team

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石造りの壁を生かしたナチュラルでクリアな空間。

石造りの壁を生かしたナチュラルでクリアな空間。

「オーガニックというと、“美味しい”よりも“健康的”のイメージが先立ちがちですが、そんな固定概念を払拭したかった」と語る、“カフェ・パンソン”のオーナー、アガト・オドゥーズさん。

もともとはコスメ関係のブランドでマーケティングを担当し、その後、化粧品のコンサルタントとして活躍していたということですが、やがて健康食について考えるようになり、栄養学などを勉強。突き詰めるうちに、楽しくて美味しい健康食の店を持ちたくなって、2012年末にこの店舗をオープンしました。

コンセプトは、オーガニック&グルテンフリー。誰もが安心して、健康的で美味しい料理を楽しんでもらいたいという思いがあふれています。

コージーでゆったりとした雰囲気。奥にオープンキッチン&客席もある。

コージーでゆったりとした雰囲気。奥にオープンキッチン&客席もある。

マレ地区の古い石造りの建物の生かしたナチュラルな店作りで、お昼を過ぎると、店はあっという間に満席になります。オーガニックをテーマにした店というと、禁欲的なムードで女性客が多いイメージがありますが、この店は男性客も多いのです。つまり、健康食店では欠けてしまいがちな“グルマン”な料理を提案しているのが評価されているのではないかと思います。

オードウーズさんのこだわりは、まずは質のよい有機野菜を使うことにあります。野菜は主に、テロワール・ダヴニールという業者から仕入れており、パリ近郊の小生産者から取り寄せた、味わい深いさまざまな野菜が自慢です。そんな野菜を使って、彩りよい料理やスイーツのレシピを、女性料理人のカメル・クンダルトさんと一緒に作り上げています。クンダルトさんは、以前“プス・プス”という、パリのオーガニック・レストランに務めていました。

(左)“オレンジ色のタルト”。サツマイモをベースにして、オレンジ、クルクマ風味に。/(右)“白ニンジンのタルト”。中にはレンズ豆のピュレを詰めている。

(左)“オレンジ色のタルト”。サツマイモをベースにして、オレンジ、クルクマ風味に。/(右)“白ニンジンのタルト”。中にはレンズ豆のピュレを詰めている。

野菜の美しさを魅せる塩味のタルトは、店の人気商品の1つ。仕入れる野菜によってレシピを変えるので、毎日新しいサプライズがあります。例えば、サツマイモのピュレをタルトに詰めて、サツマイモの生サラダにオレンジを合わせ、クルクマ(ウコンの仲間)と和えたサラダを乗せた“オレンジ色のタルト”。レンズ豆のピュレを詰め、ローズマリー風味の白ニンジンのサラダを飾った“白ニンジン(パースニップ)のタルト”など。

グルテンフリーも店のテーマなので、タルト生地には小麦粉は使っていません。米粉とアーモンド粉、オリーブオイルを合わせて、口当たりはさっくり、味わいは香ばしく仕上がっているのが魅力です。

そんなカフェ・パンソンでは、豊富なパティスリーも定評があります。タルト生地はサレ(塩味)だけでなくシュクレ(甘味)にも使っていて、チョコレート&有塩キャラメルタルト、洋梨のクランブル風シリアルタルトなども人気です。