11.07.15(Fri)

新しいオールドファッション 今時!オーダーメイドの手作りアイスクリーム「Smitten Ice cream」

tend Editorial Team

tend Editorial Team

ロビンさんが始めたアイスクリームカートのロゴは“古くて新しい”イメージ。

ロビンさんが始めたアイスクリームカートのロゴは“古くて新しい”イメージ。

サンフランシスコのフーディーでおしゃれな地区、ヘイズバレーに、新しくオープンしたアイスクリームショップが話題沸騰中です。何が特別かといえば、こんな近代的な時代に、注文を受けてからひとつひとつその場で作る、即席手作りのアイスを販売しているのです。そしてこのショップ、「店」と呼ぶよりはコンテナ・プレハブの外観で、まるで的屋のようですが、周りの環境になじんでいます。実際、キッチンを持たずに小さなアイスクリームメーカーを4つ置いただけで営業を開始しました。

地元の人で賑う構内。客は隣の公園のベンチに座って食べていました。

地元の人で賑う構内。客は隣の公園のベンチに座って食べていました。

カフェやレストラン、緑やアートを取り込んだ街作りの中心に、このテント(店)が出現した経緯は、地元からの熱いサポートがあったのだと、マネージャーのアンドリューさんは言います。この手作りアイスの創立者、若く美しいロビン(Robyn Sue Goldman)さんは、アイスクリーム作りにパッションを持って、2年かけて即席アイスクリーマーを発明し、現在特許を申請中とか。小さなリヤカーの用なカートを引きながら、地元の人に即席アイスクリームを売っていました。店のロゴはそのストリートカートをモチーフにしています。「古き良き時代」を「トレンド」に変えた、彼女の光るアイディアとパッションがお客の支持を得て、お店のオープンに至りました。私が行った時はまだ2カ月目だというのに、すでに沢山の人達が、この“特別”なスクープを待っていました。

「今日のメニュー」アイスクリーム以外は、地元のメーカーとコラボ。

「今日のメニュー」アイスクリーム以外は、地元のメーカーとコラボ。

「よりによって冷凍保存が簡単なアイスクリームをイン・オーダーなんて効率が悪い」と一般的に思うのですが、実はその「保存しない」のがこのショップのポイントなのです。保存料や科学的な原料を全く使わない出来たてのアイスは、ミルクの濃厚な風味と素材の特徴が味わえ、口に入れるとスーっと溶けてしまうほどデリケートです。美味しさの秘密は、液体窒素を使うことでアイスクリームのクリスタル粒子が細かく構成されるため、よりクリーミーさが引き立ちます。原料はオーガニックミルクとローカル ベストのフルーツやチョコレート、ソルト、クッキードー等を使い、約1分間で最初の工程から完成させます。滑らかで溶けやすいのも特徴ですが、これこそ“ヘブン”の味わいです。