tend Editorial Team

2011.06.17(Fri)

フランス菓子に魅せられて 「レ・サンク・エピス」

ホワイト&ブラウンのシンプルな外観。テラスでランチも楽しめます。

ホワイト&ブラウンのシンプルな外観。テラスでランチも楽しめます。

今年3月、南品川にオープンしたパティスリー「レ・サンク・エピス」。真っ白な外壁を持つ、間口の広いワンフロアの店内は、本格的なフランス菓子を中心としたパティスリーコーナー、ヴィエノワズリーをはじめバケットなどのハード系まで揃うブーランジェリーコーナー、姉妹店であるイタリアンレストランのデリを扱うお惣菜コーナー、そして火〜土曜日の夜はバールにもなるカフェスペースを併設し、まるでフランスのパティスリーのように充実しています。

店名の「レ・サンク・エピス」は、フランス語で“5つのスパイス”の意味。“良質な素材・職人の情熱・あたたかい接客・心地よい雰囲気・お客様の笑顔”5つのスパイスが薫る本格的なフランス菓子を提供したい。そんな思いを込めて名付けられたそうです。

(左)サバランやオモニエールなど、“フランスらしさ”にこだわったラインナップ。(右)手前からパティスリーコーナー、お惣菜コーナー、ブーランジェリーコーナー、カフェスペースにはカウンターが5席。

(左)サバランやオモニエールなど、“フランスらしさ”にこだわったラインナップ。(右)手前からパティスリーコーナー、お惣菜コーナー、ブーランジェリーコーナー、カフェスペースにはカウンターが5席。

こちらでシェフを務めるのはパティシエールの齋藤由季さん。齋藤さんは小学生の頃から製菓に興味を持ち、卒業時に調理師免許を取得できる高校へ進学、卒業後すぐに「シェリュイ」にて働きはじめます。その後「パティスリープラネッツ」のオープニングに携わり、23歳で渡仏。フランスで約4年間研鑽を積みます。

フランスでは、はじめは言葉もままならなかったそうですが、なるべくフランス人の中で過ごすことを心がけていたといいます。渡仏してちょうど1年ほど経った頃、同じ店で修行をしていたフランス人と仲良くなり、実家にホームステイさせてもらえることに。その友人の実家がパティスリーだったこともあり、庭で収穫した果実を使ってコンフィチュールやコンポートを作ったり、アーモンドを挽いてアーモンドプードルやプラリネに加工したり、とても貴重な体験ができたのだそうです。

(左)ピクルスやパテ、トマト煮など種類豊富なお惣菜。バケットと一緒に購入したい。(右)少量ずつですが、ブリオッシュからハード系までそろうブーランジェリー。

(左)ピクルスやパテ、トマト煮など種類豊富なお惣菜。バケットと一緒に購入したい。(右)少量ずつですが、ブリオッシュからハード系までそろうブーランジェリー。

その経験から更にフランス菓子に夢中になっていった齋藤さんは、帰国後「パティスリー・ミツワ」のオープニングスタッフを経て、フランス菓子で人気の「パリセヴェイユ」へ。そして今年、「レ・サンク・エピス」にシェフ・パティシエールとして迎えられました。

“フランスらしさ”を重視したというショーケースのラインナップの中からオススメをお願いしました。まずはオレンジのグラデーションカラーが華やかな「ゆずショコラ オレ」。しっかりした食感のダックワーズシトロンの上に、まろやかなショコラオレのクリームを爽やかなユズのクリームで包んだケーキ。噛んだときに口の中で香るユズのコンフィがアクセントになっています。

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