
サンリオの株主総会が話題に!
「株主総会」と聞くと、普通はスーツ姿の大人たちが経営方針や数字の話を詰め合う、ちょっと堅苦しいイベント…そんなイメージがありますよね?
ところが!
サンリオの株主総会はちょっと(いや、だいぶ)違います。
毎年恒例となっている“自由すぎる質問タイム”が、いまSNSでも「平和すぎる」「可愛さで世界が救われる」と話題になっています。
小学生株主の「純粋すぎるお願い」に会場ほっこり
たとえば、2025年の株主総会での“名質問”がこちら:
小学2年生の株主からの声
「キティちゃんが大好きです!ピューロランドやハーモニーランドの近くに、“サンリオかわいいホテル”を作ってください。
大きいお風呂と屋上にプールもほしいです。理由は、遊んだ後にキャラクターに囲まれたらハッピーだからです!」
この質問に対して、会社側は真摯に、
「可能性はなくはない。応援してね」とニッコリ回答。
ほかにも、
「もんきちを“ぴだんぶい”に入れてほしい」
「KIRIMIちゃん.の名前、ドットの位置を間違えないで」
といったキャラクター愛あふれるツッコミ(?)も続出。
役員たちは毎回、これらの“真剣な願い”に丁寧に応じており、まさに「夢の国のIR説明会」と化しています。
なぜこんなに“平和”なの?サンリオらしさの原点
サンリオといえば、「みんななかよく」の理念を掲げて50年以上。
株主総会もその理念が貫かれており、年齢・立場問わず質問できるオープンな空気感が特徴です。
子どもの素直な声に拍手が起きたり、役員が「検討します!(真顔)」と受け止めたり…。
企業文化として「キャラを愛してくれる人」を何よりも大切にしていることが、こうした“癒し空間”につながっているのでしょう。
SNSでも「日本一やさしい株主総会」と話題に
X(旧Twitter)でも毎年のように株主総会は話題に。
「企業とは思えぬ回答のやさしさ」
「全問キュートすぎる。企業の姿勢にキュンとする」
「この会場だけ“資本主義じゃない平和”が流れてる」
などなど、笑顔とともにタイムラインを埋め尽くします。
ビジネスと“夢”が交差する、キャラビジネスの原点
たしかに株主総会では業績報告や中期戦略なども議論されます。
ですがそれ以上に、「このキャラクターを未来にどうつなぐか?」という視点が何より重視されているのがサンリオ。
数字と夢、現実と理想、その中間に立ち、まるで“子どもと大人の架け橋”のような場所。
それがサンリオの株主総会の魅力なのです。
まとめ:「夢が形になる」瞬間を見届けに、来年もまた
「子ども株主のお願いなんて通るわけが…」と思ったそこのあなた。
実際に、これまで株主総会での声が商品化されたり、店舗運営に活かされたりすることも。
つまり、“夢のひとこと”が、リアルに世界を動かすきっかけになるんです。
来年の株主総会にも、また誰かが本気で「キキララの温泉を作って!」と願ってくれるかもしれません。
サンリオの株主総会──それは、**大人も子どもも“キャラクターを本気で応援できる場所”**なのでした。