
夏休みの自由研究おすすめ3選
まもなく夏休みに入りますが、自由研究の課題は毎年の悩みですね!
「何を研究したらいいか分からない」「高価なキットは避けたい」「家にあるものでサクッと完成させたい」
そんな声に応えるべく、100円ショップでそろうアイテム+家庭にあるものを組み合わせた、小学生でも楽しくできる自由研究ネタを厳選しました。
① キラキラ輝く!【ホウ砂の結晶づくり】
ジャンル:化学(再結晶)/制作日数:2日
準備するもの
ホウ砂(※ドラッグストア・ネット通販で入手)
パイプクリーナー(100均/カラーワイヤーでも可)
糸
割り箸
耐熱コップ or ガラス瓶
お湯(70〜80℃推奨)
作り方の手順
パイプクリーナーを星・ハートなど好きな形に曲げる
形に糸を結び、割り箸で吊るせるようにする
耐熱容器に熱湯(200ml程度)を注ぎ、ホウ砂を大さじ3〜5杯入れてよく混ぜる
※ダマが残っても大丈夫(飽和状態を目指す)
吊るしたパイプクリーナーを中に入れ、一晩静かに置く
翌朝、形にびっしりと結晶がついていたら成功!
学習ポイント
ホウ砂が「飽和溶液→冷却→結晶化」する仕組みを学べます。
溶け残りや水温との関係も比べてみよう
「気温が低いとどうなるか」など追加実験もおすすめ
まとめ方のヒント
ビフォーアフターの写真を撮って記録
温度・ホウ砂の量ごとの結果比較グラフを作る
「どうしてこうなるのか?」を簡単な図で説明
② 色でわかる!【紫キャベツの“自然リトマス液”】
ジャンル:酸性・アルカリ性の観察/制作日数:1日
準備するもの
紫キャベツ(1/8カットでOK)
ジッパー袋 or ボウル
コップ数個(紙・プラ可)
お湯(または水でも可)
酸性液体:レモン汁・酢など
アルカリ性:重曹・石けん水など
作り方の手順
紫キャベツを細かくちぎり、ジッパー袋に入れる
少量の熱湯または水を入れて揉み、紫色の色水を抽出
できた色水を複数のコップに分ける
それぞれに違う液体を少量加えて色の変化を観察
学習ポイント
紫キャベツに含まれる「アントシアニン」がpHによって色を変える
酸性=ピンク、アルカリ性=青緑、中性=紫の関係を知ろう
pHスケールや「台所にあるものpH一覧」を作るのも◎
まとめ方のヒント
変化した色の写真を並べて比較(絵の具で再現してもOK)
身近な調味料や洗剤の性質を調査表にまとめる
酸性・アルカリ性の物をリストアップして分類してみよう
③ 家にあるものでできる!【ペットボトル顕微鏡】
ジャンル:工作+観察/制作日数:1日
準備するもの
空のペットボトル(できれば炭酸飲料用の透明なもの)
小型の虫眼鏡 or 100均の拡大レンズ
黒画用紙
テープ・ハサミ・カッター(要保護者協力)
スマートフォン or 拡大鏡として観察
作り方の手順
ペットボトルの底に直径2cm程度の穴を開ける(保護者の見守りで)
穴に虫眼鏡のレンズをテープで固定
ペットボトル内部に黒い画用紙を敷いて背景を暗くする
観察したいもの(葉っぱ、布地など)を中に設置
スマホのカメラで外からのぞいてピントを合わせ、観察!
学習ポイント
レンズのしくみ=「光の屈折」と「焦点距離」
同じものを肉眼・顕微鏡・スマホでどう見え方が違うかを比較
観察対象を変えると新しい発見がある(髪の毛、紙幣、砂など)
まとめ方のヒント
作り方の写真+見えたものを絵に描いてみよう
「倍率を変えたらどうなるか」「光があると違うか」など考察を書く
家族の協力で「観察したもの図鑑」的にまとめると◎
※実験・観察をする際は必ず大人と一緒に行ってください。
まとめ:100均グッズで“研究者気分”になろう!
身近なものでも、きちんと「調べて」「比べて」「考える」ことで、本格的な自由研究になります。
高価なキットに頼らずとも、自分の手で作り、観察し、発見する喜びこそが自由研究の本質。
今年の夏は、“100均サイエンティスト”として、お子さんと一緒に研究の面白さを味わってみませんか?