
若者文化と最新トレンドの発信地、東京・渋谷。
その雑居ビルの一室に、世界中の旅行者から熱狂的な支持を集めるフォトスタジオがあるのをご存知でしょうか。
その名は「サムライアーマーフォトスタジオ」。
「日本人だと中々やらない体験」「日本人にも体験して貰いたい」…なぜ、これほど本格的な日本の文化体験が、日本人にあまり知られていないのでしょうか。
口コミを徹底的に調査すると、そこは単なる“コスプレ写真館”ではない、想像を絶するほど奥深く、アツい体験ができる場所でした。
「百見は一着に如かず」― これは“着る”歴史の授業だ
このスタジオが他の変身体験と一線を画す最大の理由は、その圧倒的な「本物感」です。
用意されている甲冑は、観光地にあるような簡易的なレプリカではありません、口コミによると
「実際に某大◯ドラマの撮影にも使用されているという正真正銘の本物の甲冑で大満足でした。」
「鹿児島で作られているという本物の甲冑はとても重く、動くのが大変だったので、着用したあとは大河ドラマで演じている俳優さん達を見る目が変わると思います。」
専門の着付師によって、小袖や裁着袴(たっつきばかま)から本格的に着付けられ、ずっしりと重い甲冑を身に纏う。
その体験は、多くの歴史好きを唸らせます。
「甲冑の重みや硬さ、兜を装着した時の視界や暑さ等、当時の合戦場の武将の体感を疑似体験することで、今までの戦国武将や合戦に関する断片的な知識が、感覚を通した『生きた知識』として理解できるようになりました。」
まさに「百聞は一見に如かず、百見は一着に如かず」。
書物や映像でしか知らなかった歴史が、自身の身体を通してリアルな感覚として蘇る。
ここは、歴史を“着て学ぶ”ことができる場所なのです。
「気分も高揚」― シャイでも大丈夫!“殿様気分”にさせてくれる魔法の時間
「甲冑を着てポーズなんて、恥ずかしい…」そう思う人も少なくないでしょう。
しかし、心配は無用。
このスタジオのもう一つの魅力は、どんな人でも“その気”にさせてしまう、スタッフの圧倒的なホスピタリティにあります。
「店主さんやカメラマンさんのノリが良くて、1時間30分位の時間でしたが、全然感じず気持ちよく撮影してもらいました。」
「写真を撮る時も気分を上げるためにいろいろ声を掛けていただけますのでプロになったような気分にさせてもらえます笑」
店主の豊富な歴史知識に裏打ちされた解説を聞きながら着付けが進むにつれ、参加者のテンションは最高潮に。
撮影が始まる頃には、誰もが戦国武将になりきってしまうといいます。
貸切空間なので人目を気にせず、思う存分ポーズを決められるのも嬉しいポイントです。
「夢叶う」― 日本人こそ体験すべき“一生モノ”の思い出
観光客にも大人気のこのスタジオですが、口コミからは「日本人こそ、この感動を味わうべきだ」という熱いメッセージが伝わってきます。
「こどもの日に飾られる、鎧兜を見るたびに湧き上がる『装着して武者になってみたい』という夢がついに叶いました。写真を見てはニヤニヤする毎日です。」
多くの日本人男性が子供の頃に抱いたであろう、ささやかな夢。
それを最高の形で叶えてくれるのが、このスタジオなのです。
その用途は多岐にわたり、「七五三フォトしました!」「1/2成人式の記念に」「父への最高のプレゼントとなりました!」など、人生の節目を彩る“一生モノ”の記念として活用されています。
まとめ
サムライアーマーフォトスタジオは、単に写真を撮る場所ではありませんでした。
それは、ドラマで使われるレベルの“本物”に触れ、歴史を肌で感じ、子供の頃の夢を叶えることができる、感動的な体験空間です。
「外国人向けでしょ?」と見過ごしてしまうのは、あまりにもったいない。渋谷の片隅で、あなたの中に眠る侍の魂が目覚めるのを待っています。