
次々と新しい味が登場し、ファンを楽しませてくれる無印良品の「不揃いバウム」シリーズ。そんな中、ある“挑戦的すぎる”新作が、今、SNSや口コミサイトで論争を巻き起こしています。
その名も「不揃い 塩パン風バウム」(税込250円)。
大人気の「塩パン」と、無印の定番「バウムクーヘン」の禁断のコラボレーション。しかし、その評価は「めちゃくちゃ美味しい!」という絶賛の声と、「塩パンの感じは一切ない。騙されました」という厳しい声で見事に真っ二つ。
果たして、このバウムは“当たり”なのでしょうか、それとも“ハズレ”なのでしょうか?
実際に食べた人々のリアルな口コミを徹底的に調査すると、その賛否両論の裏に隠された、多くの人が“沼る”意外なワケが見えてきました。
「塩パン…?」多くの人を悩ませる、その“味”を巡る大論争
まず、このバウムが論争を巻き起こしている最大の理由
それは、多くの人が抱く「塩パン」のイメージと、実際の味とのギャップにありました。
「塩パンの感じは一切ないです。騙されました。ただバームクーヘンの味がするだけです。」
「私には、塩パンの味が再現されているとは言い難かったです。特にアイシングが甘くてあまり好みではなかったです。」
バターがじゅわっと染み出す、あの塩パン特有の風味を期待して食べると、「あれ?」となってしまう人が多い様子。
「パンとバウムとは?って感じです」という根本的な疑問を呈する声もありました。
しかし、その一方で、全く逆の意見も。
「食べたら本当に塩バンの味がしてとても美味しかったです。バウムで塩バンを表現するなんてさすが無印!」
この評価の二極化こそが、この商品の面白さであり、多くの人の興味を惹きつける要因となっているのです。
しかし、本当の魅力は“塩パン風”にあらず。人々を虜にする、禁断の「あまじょっぱさ」
では、「塩パンの味はしない」と感じた人々は、このバウムを低く評価しているのでしょうか?答えは、驚くべきことに「NO」でした。
「塩パンかはわからない感じですが、塩パン風なのでこれでいいと思います。甘い&しょっぱいが好きなので、ほんのり塩味で美味しいです!」
「塩パンというテイストが面白いが、塩パン?という感じでした。甘じょっぱさが良い。」
「今まで食べた不揃いバウムシリーズの中でトップの美味しさです。」
そう、多くの人が最終的にたどり着いた結論。
それは、「塩パンかどうかはさておき、“あまじょっぱいスイーツ”として最高に美味しい」ということでした。
発酵バターを練り込んだコクのあるバウム生地の甘さと、岩塩のキリッとした塩気、そして表面にかけられたアイシングの甘さが三位一体となり、まさに“禁断の味”を生み出しているのです。
「半分では止められない…」「めちゃくちゃ美味しい!!感動しました!」という声が、その中毒性の高さを物語っています。
【裏ワザ】リピーターが実践する、もっと美味しくなる“ひと手間”
そのままでも美味しいこのバウムですが、熱心なリピーターたちは、さらに美味しく食べるための“裏ワザ”を実践していました。
「無印で1番好きな塩パンバームは冷やして上の砂糖がパリパリで食べるのがおすすめです。」
そう、それは「冷蔵庫で冷やす」という、ほんのひと手間。
冷やすことで、表面のアイシングがパリッとした食感に変わり、甘さが引き締まって、より一層美味しく感じられるというのです。これは試してみる価値、大いにありです。
まとめ:「塩パン」を期待すると、もっと美味しいものに出会える
無印良品の「塩パン風バウム」。それは、「塩パンの再現度」を問われると賛否両論が巻き起こる、非常にユニークな商品でした。
しかし、その一方で、「あまじょっぱいスイーツ」としては、多くの人を“過去イチ”と唸らせるほどの圧倒的な完成度を誇っています。
ちなみに、この商品は全国の無印良品のスタッフからアイデアを募集し、7万票以上の一般投票によって商品化が決まった「みんなでつくるバウム」シリーズの一つ。多くの人々の「食べてみたい!」という想いが詰まっています。
「塩パン」という名前の先入観を一度リセットして向き合えば、きっとあなたも、その禁断の“あまじょっぱさ”の虜になるはずです。