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2026.10.04(Sun)

「あれ、こんなはずじゃ」乾電池代が足りず家へ戻った私。だが、玄関で財布を開いて気づいた失敗

「あれ、こんなはずじゃ」乾電池代が足りず家へ戻った私。だが、玄関で財布を開いて気づいた失敗

小銭ならあるはずだった

60代の私は、寝る前に居間でテレビを見るのが毎晩の習慣です。

ある夜、日付が変わったころにテレビを消そうとしたところ、リモコンがまったく反応しなくなりました。

「あれ?さっきまで動いてたのに」

何度ボタンを押しても反応はありません。乾電池が切れたのだと思い、家の中を探しましたが、買い置きは見つかりませんでした。

「コンビニなら開いてるな。小銭で足りるだろう」

財布の小銭入れは、いつもふくらんでいた記憶があります。

私は財布だけを持って、静かな夜道をコンビニへ向かいました。

店内はがらんとしていて、レジには20代くらいの若い男性店員が1人いました。私は2本入りの乾電池を手に取り、レジへ持っていきます。

「こちら、お会計です」

値段を聞いて財布を開いた瞬間、手が止まりました。小銭入れの底にあったのは、10円玉が2枚だけ。念のためお札入れも確認しましたが、こちらも空っぽです。

「あれ…こんなはずじゃ」

少し考えたものの、家に戻ればお金はあります。

「すぐ戻ります、乾電池はレジに置いておいて」

「えっ、あ、お客さま…」

店員が何か言いかけていましたが、私はそのまま店を出て、急いで家へ戻りました。

玄関で開いた財布の中身

家に着くと、玄関の明かりをつけました。

念のため、どこかにお札が挟まっていないかと、もう一度財布を開きます。

そして何気なくカード入れを見たところ、キャッシュカードとクレジットカードがきちんと並んでいました。

「……あるじゃないか」

そこでようやく気づきました。クレジットカードで払えばよかったのです。店の機械でお金を下ろすことだってできました。

玄関に立ったまま、私はしばらく財布を見つめました。

とはいえ、せっかく家まで戻ってきたのです。

台所の引き出しから100円玉をいくつかつかみ、再びコンビニへ向かいました。

店に戻ると、乾電池はレジ台の上に置かれたままでした。若い店員は私の顔を見ると、少し笑いながら言いました。

「さっき、カードでも大丈夫ですよって言おうとしたんですけど…」

私は100円玉を出しながら、思わず苦笑いしました。

「…家に着いてから気づきました」

店員も笑って、「お気をつけて」と乾電池を渡してくれました。

家に帰って乾電池を入れ替えると、リモコンは何事もなかったように動きました。財布ひとつ持って出かけた深夜の買い物でしたが、私はずいぶん遠回りをしてしまったのでした。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた60代以上男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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