SNSを開けば、同じ年頃の子どもがスラスラおしゃべりしていたり、お箸を完璧に使っていたり、字が上手だったり…。
「うちの子、まだそこまでできてないかも…」
そんなふうに、気づけば他人の子と自分の子を比べてモヤモヤしてしまう。それ、あなただけじゃありません!
今回は、「比べない子育て」が大切とわかっていても、どうしても比べてしまう時に心がけたいコツと、具体的な考え方を紹介します。
そもそも、なんで比べちゃうの?
親は誰だって、「ちゃんと育ってるかな?」「遅れてないかな?」と気になるもの。しかも今は、SNSやママ友との会話の中で、他の子の成長がリアルタイムで目に入ってきます。だからこそ、「比べない」は理想だけど、現実にはちょっと難しい。でも、それで落ち込んだり、子どもを急かしたりするのはもったいない!
比べたくなった時の“考え方の切り替え”**を知っておくだけでも、心がふっと軽くなるんです。
コツ1:「成長には“その子のリズム”がある」と理解する
具体例:
「○○ちゃんはもう補助輪なしで自転車に乗れてるのに…」
→「今は乗れなくても、“乗ろうとした”ことがすごい。うちの子のペースで十分!」
子どもの成長には、得意・不得意があって当然。「今できてない=ずっとできない」じゃないんです。むしろ、のちのち一気に伸びる子もたくさんいます。焦らず見守ることが、一番の応援になります。
コツ2:「昨日のわが子」と比べる
具体例:
「言葉がまだ少ない…」
→「でも、1週間前より、“バイバイ”を言えるようになった!」
他の子と比べるよりも、「昨日のわが子」と比べる習慣をつけてみましょう。小さな「できた!」に目を向けると、親も子も自然と自信がついていきます。
コツ3:「比べるなら“いい刺激”として受け取る」
具体例:
「○○くんはピアノを弾けるのか、すごいな…」
→「ピアノっていい刺激になりそう!うちの子にも何か楽しめる習い事があるかな?」
比べることで落ち込むより、「ヒント」に変える視点を持つと、ぐっと気持ちがラクになります。すぐに取り入れる必要はありませんが、「こんな可能性もあるんだな」と軽く受け止めるだけでもOK!
コツ4:SNSとの距離感を見直す
SNSは便利だけど、キラキラした“育児の一面”だけが切り取られがち。誰も「寝不足でイライラしてる」なんて投稿しませんよね。
SNSを見てモヤモヤしたら…
→「一度スマホを閉じて、子どもとゆっくり散歩でもしよう」
リアルな育児は、SNSには映らないところにあります。「比べたくなる時は、画面から少し離れてみる」のも立派な自己防衛です。
コツ5:「ママ・パパの言葉が一番嬉しい」と思い出す
具体例:
「みんなに比べて成長が遅い気がして…」
→「でも、子どもが“ママ見てー!”って嬉しそうに言ってくれる。それだけで十分」
他人の評価より、一番身近な親の言葉が子どもには何より大きなエネルギー。「あなたのペースでいいよ」「頑張ってるね」と言われるだけで、子どもは安心します。
まとめ:「比べない」は無理でも、“比べ方”は変えられる
「他人と比べない育児」って、実はものすごくハードルが高いんです。
でも、比べそうになった時に“どう受け止めるか”を知っているだけで、心がグッと楽になります。誰かと比べて凹んだときは、「でも、あの時より成長してる」「自分なりに頑張ってる」と、“比べる相手”を自分に切り替えてみましょう。