2024年アメリカ大統領選で再び“復活”が現実味を帯びてきたドナルド・トランプ。
その強烈なキャラと「アメリカ第一主義」は、世界に賛否両論の衝撃を与えてきました。
でも、私たち日本にとって、トランプの再登場は本当に“他人事”で済むのか?
今回は「トランプ×日本」の関係にフォーカスしながら、彼がヒーローになる可能性も、“悪夢の再来”になる可能性も、徹底的に掘り下げていきます。
日米同盟が“取引”になる!?
トランプは前回の任期中から、「日米同盟=日本が一方的に得している」と繰り返し主張。
「アメリカは日本を守っているのに、日本は十分なお金を払っていない」
実際、彼の就任中に在日米軍の駐留経費(思いやり予算)を“4倍に増やせ”と迫ったことも。
仮に再び政権を握れば…
・防衛費の負担増要求
・「アメリカは世界の警察ではない」としてアジアの安全保障から距離を置く可能性
・中国・北朝鮮への圧力は続くが、日本の“自衛力強化”が前提に
つまり、日本は「自分の国は自分で守れ」という現実路線を突きつけられる可能性大。
経済面では“アメリカの財布”にされる?
トランプは前回、中国だけでなく日本に対しても貿易不均衡を批判。
・「日本車ばかり売れてアメ車が売れないのは不公平」
・「日本がドル安・円高を操作してる」
こうした主張を根拠に、日本製品への関税をかける“トランプ関税”第2弾の可能性も指摘されています。
再登場すれば…
・日米貿易交渉が再加熱、農産品や車が再び焦点に
・日本企業の対米進出に“関税の壁”が再び出現
・アメリカファーストによる“為替・金融政策への干渉”もあり得る
→ 要するに、日本経済はまた“外圧”に振り回される展開が濃厚に。
パンデミック条約と“主権の危機”にも関わる?
2025年5月に正式採択されたパンデミック協定(条約)。
実はトランプ政権下では、WHO脱退を表明していたのを覚えていますか?
もし彼が再登場すれば…
・再びWHOとの関係を断ち、日本にも脱退圧力をかけてくる?
・協定そのものの国際的正当性に“ヒビ”が入る?
・日本の対応が“アメリカと国際社会の板挟み”に
→ グローバルな医療政策やワクチン戦略の中で、日本の立場は難しくなりそうです。
トランプと“日本の保守”の親和性?
実はトランプは日本の一部保守層から「共鳴」される存在でもあります。
・“反グローバル”“自国ファースト”思想
・メディア・エリート層への批判
・保守的な家族観・国家観
→ 岸田政権や自民党内保守派との接点もありえるし、一部ネット層では“救世主扱い”される可能性も
結論:トランプの再登場、日本は“試される”
トランプはヒーローか、悪か。
その答えは立場によって変わるけれど、ひとつだけ確かなのは──
日本は「付き合い方」を間違えると、大きなツケを払うことになる。
同盟国としての信頼、経済の依存、国際協調…
あらゆる場面で“取引される国”にならないためにも、日本の「自立した戦略」が問われる時代が来るかもしれません。