第1章:「あらまあ、まだ歩かないの?」
息子が1歳を過ぎた頃、義母の“マイルドな一言”が刺さるようになった。
「うちの○○(夫)は10ヶ月で歩いたわよ〜」
「今どきは歩くの遅いのかしらねぇ」
笑って聞き流していたけれど、
内心ではグサグサにえぐられていた。
比較しないでほしい。
私は私なりに、精一杯やってるのに。
第2章:「こっそり勝手にジュースをあげてた」
ある日、義実家に遊びに行ったときのこと。
ふと見ると、義父が息子にこっそりと甘いジュースを飲ませていた。
「まだ1歳なので水とお茶だけにしてるんです」
と丁寧に伝えると、
「神経質だなあ!」
「昔はそんなの気にしなかったよ」
……昔と今は違うって、どうして分かってくれないの?
第3章:「勝手に◯◯教室を予約されていた」
極めつけは、ある日突然LINEで送られてきた
「〇〇音楽教室」の体験予約完了の連絡。
「早いうちから情操教育が大事なのよ!」
「週1だし、送迎も私たちがするから」
いや、こっちの都合は?
何より、私たち夫婦で決めたいんですけど。
第4章:「夫も最初は“味方”じゃなかった」
一番つらかったのは、夫が最初
「まあまあ、悪気はないんだからさ」と言っていたこと。
悪気がないなら、何をされても我慢しろってこと?
私の気持ちは、どこにあるの?
何度も泣いて訴えて、ようやく夫も理解してくれた。
「もう俺からハッキリ言うよ」と。
第5章:「私がやっと言えた、ひと言」
ある日、義実家に行ったとき、義母がまた口を出し始めた。
「おむつ、まだ取れてないの?昔はもっと早かったわよ〜」
その瞬間、私は笑わず、下を向かず、言った。
「それ、今の私たちには必要ないアドバイスです」
空気が凍った気がしたけれど、
夫がすっと私の肩に手を置いてくれた。
あとがき:「“やり返す”じゃなく、“線を引く”」
義父母との関係は、一生ついてくる。
だからこそ、“やられたら言い返す”のではなく、
「ここまではOK、ここから先はNG」という線を引く勇気が必要なんだと思う。
子育ての主役は、私と夫。
その軸を、もう誰にも乱されないようにしたい。