
増位山太志郎さん、76歳で死去
元大関で歌手としても人気を博した増位山太志郎さんが、6月15日に亡くなりました。享年76歳でした。
大相撲の元大関で歌手としても知られる増位山太志郎さんが、6月15日に肝不全のため亡くなったことが17日、所属事務所から発表されました。2022年12月に敗血症と診断されて以降、療養とリハビリを続けながら復帰を目指していたといい、最期まで「再びステージに立つ」ことを願っていたといいます。現役力士時代の1972年に歌手デビューし、「そんな夕子にほれました」などの大ヒット曲を持つ異色の経歴の持ち主。引退後も三保ヶ関親方として後進の育成に尽くし、2013年の相撲協会定年後は歌手活動に専念していました。
土俵でも舞台でも、多くの人を魅了した人生でした。歌手と力士、二つの道を全うした姿に、心から敬意を表します。今はただ、ご冥福をお祈りいたします。
「親子で大関、親子で歌手ってすごすぎる」「また歌声が聴きたかった」「優しい声が忘れられません」「昭和の名力士に合掌」など、惜しむ声が多数寄せられています。