山本由伸投手、サイ・ヤング賞投票で堂々の3位に
プロ野球界の至宝、山本由伸投手がアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞投票で3位に入りました。満票で初の栄冠を手にしたのは、同じくルーキーイヤーながら驚異的な成績を残したボルチモア・オリオールズのジャクソン・スキーンズ投手でした。
今シーズン、鳴り物入りでメジャーリーグに挑戦し、ロサンゼルス・ドジャースのエースとして活躍した山本由伸投手。最終的には17勝を挙げ、防御率2.89という素晴らしい成績で新人王を獲得しましたが、最高峰の投手賞であるサイ・ヤング賞の座には惜しくも届きませんでした。
日本人初の快挙達成とはなりませんでしたが、それでもメジャー1年目で、ア・リーグを代表する投手たちの中で3位に食い込んだ事実は、彼の才能と努力がいかに卓越しているかを物語っています。
この結果に対し、日本のファンや野球関係者の間では、SNSを中心に熱い議論が巻き起こっています。
「正直悔しい気持ちもあるけど、メジャー1年目でこの成績は本当に立派です」
「スキーンズが凄すぎただけで、由伸はちゃんとエースだった」
「来年こそは絶対に獲ってほしい。期待しかない」
といった、来シーズンへの期待と温かい励ましです。
また、
「サイ・ヤング賞を獲れなかったのは残念だけど、この成績を『史上最高』と評価する声がアメリカからも上がっているのがすごい」
という意見もありました。実際に、米国の複数の野球メディアは、山本投手の新人としての成績を「近年稀に見る傑出」「歴史的シーズン」と要約し、その実力を高く評価しています。ライバルであるスキーンズ投手への賛辞も多い一方で、山本投手が残した数字は、新人としての歴代トップクラスであるという認識が広く共有されているようです。
今回のサイ・ヤング賞の結果は、山本投手の真価を少しも揺るがすものではないと感じています。サイ・ヤング賞は「そのシーズンで最も支配的だった投手」に贈られる賞であり、満票を獲得したスキーンズ投手は確かに圧倒的でした。
しかし、山本投手が熾烈な競争の中で残した17勝という数字、そして常にチームの勝利に貢献し続けた事実は、計り知れない価値があります。
SNSでファンが「立派」と評するように、異国の地で文化や環境の違いを乗り越え、メジャーの強打者を相手に投げ抜き続けた精神力こそが、彼を一流たらしめているのです。
この経験を糧に、来シーズンは真の最高峰のタイトルを手にする姿を、日本のファンは信じ、待ち望んでいます。
