tend Editorial Team

2025.12.12(Fri)

「また買えばいい」と職場の備品を壊しても悪びれない男。だが、上司の言葉をうけ態度が一変【短編小説】

「また買えばいい」と職場の備品を壊しても悪びれない男。だが、上司の言葉をうけ態度が一変【短編小説】

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

反省ゼロの男

私の職場には、誰もが頭を抱える「備品クラッシャー」の男性社員がいました。

仕事はできるのですが、物の扱いが絶望的に雑なのです。

共有ファイルを破る、ペンを踏み砕くなどは日常茶飯事。

注意しても「あーあ、また壊れちゃった。ま、会社のお金で買えばいい。 経費、経費!」と、悪びれる様子は一切ありません。

「物は湧いてくる」とでも思っているような態度に、私たちのストレスは限界でした。

凍りついた笑顔

ある日、彼は部署の共有タブレットをふざけて放り投げ、床に落として画面が割れてしまいました。

しかし、彼は青ざめるどころか「うわ、滑った! でもこれ型落ちだし、ちょうど買い替え時でしたよね?」とヘラヘラ笑ったのです。

その瞬間、静まり返ったフロアに低い声が響きました。

「ほう、買い替え時、か」

外出から戻った上司でした。

「確かに、物は金で買い替えがきく」

男性社員は「ですよね!」と安堵しましたが、上司は冷ややかに続けました。

「だがな、壊れた備品は直せても、君への『信用』は金じゃ買い戻せないんだよ。それとも、自分の信用も『壊れたら新しい職場で見つければいい』と思っているのかね? 備品を大切にできない人間を、会社が大切にする義理はない」

その言葉で、彼の顔から血の気が引いていきました。「また買えばいい」という理屈が、自分自身に向けられたのです。

「す、すみませんでした……!」

震える声で謝罪した彼。それ以来、彼は備品を恐ろしいほど慎重に扱うようになり、職場には平穏が戻りました。

******************
心に響くストーリーをもっと読みたい方
【他のおすすめ短編小説を見る】
******************

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.01.28(Wed)

「なんで誰も助けないんだろう…」道端でうずくまっている男性。心配で声をかけたあとの周りの対応に違和感を感じた…
tend Editorial Team

NEW 2026.01.28(Wed)

「あの子は本当に変わり者ね」と私をいじめる義母。だが、夫や孫の言葉に救われた瞬間
tend Editorial Team

NEW 2026.01.28(Wed)

「みんな、ちょっとこれ見て。また間違えてるよ」とミスを同僚の前で指摘する先輩。悔しかった私の逆転劇とは
tend Editorial Team

RECOMMEND

2025.09.12(Fri)

えっ、これ本物じゃないの?陶芸作品のオオサンショウウオ、見分けがつかないリアルさに「えええ!すっごいですね!」と驚きの声
tend Editorial Team

2025.12.01(Mon)

「メシが不味い」とカップ麺をすする夫。翌日、妻が空の弁当箱を持たせ、会社で恥をかかせた話【短編小説】
tend Editorial Team

2025.12.02(Tue)

「政治利用するなよ」「高市批判に結びつけるのは気持ち悪い」と辛辣な声も。鳩山由紀夫氏、浜崎あゆみの上海公演を引き合いに高...
tend Editorial Team