「無意識でやっちゃうんだよね」と休憩室の椅子に足を乗せる男→何度注意してもやめない男へ仕掛けた罠とは
休憩室で足を乗せる男
職場の休憩室。
そこは仕事の合間にほっと一息つける、砂漠のオアシスのような場所……のはずでした。
私たちには一つだけ、どうしても許せない悩みの種があったのです。
それは、ある男性社員の「足癖」の悪さ。
彼は休憩室のソファに座るなり、向かいにある「人が座るための椅子」に、ドカッと足を乗せてくつろぐのです。
休憩室用のスリッパとはいえ、みんなが使う椅子が汚れるし、何より行儀が悪い。
見ているだけで不快指数は急上昇です。
私「ちょっと、そこは足置き場じゃないですよ。人が座るんですから」
彼「あ、ごめんごめん!つい癖でさ」
注意をするとその場では素直に下ろすものの、翌日にはまた元通り。
「無意識でやっちゃうんだよね~」なんてヘラヘラ笑うばかりで、反省の色はゼロ。
こちらのストレスだけが溜まる一方でした。
「もう、口で言っても全然ダメ」
「体に覚えてもらうしかないんじゃない?」
給湯室で愚痴をこぼしていた時、同僚の一人がニヤリと笑って手を開きました。
彼女の掌にあったのは、掲示板で使うような画鋲(がびょう)。
「これを『いつもの位置』に仕掛けるのよ」
物理的なお仕置き作戦。
確かに、彼が足を乗せるのはいつも決まった場所。
私たちは早速、彼が来る前にその画鋲を、足が乗せられそうな位置へ上向きにセットしました。
そして運命の休憩時間。
ターゲットの彼が登場。
いつものようにリラックスモードへ。
スマホ画面に夢中になりながら、ゆっくりと足が上がり……。
「うわっなにこれ!?」
足が画鋲に触れた瞬間、ビクッとして飛び上がる彼。
そのあまりに素早いリアクション。隠れて見ていた私たちは、必死に笑いをこらえます。
彼「な、なんだこれ!? 画鋲!?」
同僚「あら、大変。掲示板のが落ちてたのかしら?」
すかさず同僚が涼しい顔で声をかけます。
同僚「でも、普通に座ってれば刺さりませんよね?まさか、人が座る椅子に足を乗せようなんてしてませんよね?」
彼「うっ……い、いや……」
核心を突かれ、言葉に詰まる彼。
足に走った鋭い痛みと、同僚の冷ややかな視線。
さすがに「無意識」では済まされないと悟ったのでしょう。
「……ごめんなさい」
顔を真っ赤にして、彼はそそくさと退散。
百の言葉より一つの画鋲。
あれほど直らなかった悪癖も、その日を境にピタリと止まりました。
平和が戻った休憩室で飲むコーヒーは、いつもより格別に美味しく感じたものです。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














