出典:玉木雄一郎X(@tamakiyuichiro)
「年収の壁」の主役から一転、国会論戦で見えた国民民主党の深刻な埋没危機と高市政権の強気な変貌
昨年の衆院選を経て、永田町の勢力図は劇的な変化を遂げました。かつて所得税の課税最低ライン引き上げなど、独自政策を次々と与党に認めさせ、キャスティングボートを握った国民民主党の玉木雄一郎代表。25日の衆院代表質問で高市早苗首相との直接対決に挑みましたが、そこには以前のような追い風は吹いていませんでした。巨大与党の誕生により、政策の丸のみを迫ったかつての勢いは影を潜め、政権側の余裕しゃくしゃくな態度ばかりが目立つ展開となりました。
国民民主党が今回の衆院選で獲得した議席は28議席。公示前の27議席からわずか1議席の上積みに留まり、自公による圧倒的な議席数を前に、その存在感は急速に希薄化しています。玉木氏は自身の看板政策である住民税控除額の178万円への引き上げを迫り、手取り増を声高に訴えましたが、高市首相の回答は地方財政への影響を理由とした検討に留まりました。ゼロ回答に近いこのやり取りは、今の国民民主党が置かれた厳しい立場を象徴しているかのようです。
さらに玉木氏は、高市首相が掲げる2年間の食料品消費税率ゼロに対し、税率の複雑化や将来的な増税の難しさなど10項目にわたる懸念を突きつけました。しかし、首相はこれを正面から受け止めるどころか、超党派の国民会議への参加を促すという、いわば土俵をずらす手法で冷やかに対処しました。かつては国民民主の協力を得るために腐心していた政権側が、選挙の結果を受けて明らかに強気の姿勢に転じているのは明白です。
SNS上では、この力の差が歴然となった論戦に対し、冷ややかな視線と期待が入り混じっています。
『玉木さんの言っていることは正論だけど、今の議席数じゃ相手にされないよね』
『高市首相の余裕がすごい。完全に国民民主を使い捨てにするつもりかな』
『手取りを増やすって公約、結局どうなるの?期待していただけに残念すぎる』
『独自色を出そうとして空回りしている感じがして見ていて辛い』
かつてはネット戦略で現役世代の心を掴んだ玉木氏ですが、今の社会が求めているのは、政権との言葉のプロレスではなく、具体的な生活改善の実績です。相手にされなくなった途端に批判を強める手法が、果たして賢明な策と言えるのでしょうか。
今後の国会運営において、国民民主党が再び主導権を握るチャンスは残されているのか。あるいは、このまま巨大与党の波に飲み込まれ、忘れ去られていく存在となるのか。
玉木代表の政治手腕が今、真に問われています。














