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2011.06.17(Fri)

とら豆、金時豆、青えんどう……豆の個性・風味を堪能 「Bean’s びぃ~んず」

[caption align="alignright" width="300" caption="中村さんの実家の辺りでは、おはぎといえば、この特大サイズが普通だったそう。1個200g強と、かなりのボリュームですが、一人で2個平らげるというお客さんもいるそう。特大おはぎは2個入りで600円。右は通常サイズの「あずき」。"]中村さんの実家の辺りでは、おはぎといえば、この特大サイズが普通だったそう。1個200g強と、かなりのボリュームですが、一人で2個平らげるというお客さんもいるそう。特大おはぎは2個入りで600円。右は通常サイズの「あずき」。[/caption]

金時豆を仕入れに行ったときに見つけたのが「とら豆」でした。「トラ柄の豆で、なんだかかわいいと思って、ためしに買ってみたんです」と中村さん。とら豆自体に甘みがあるので、これも粒感を残しておはぎの餡になりました。それぞれの餡は炊いてから冷蔵庫で寝かせて、豆と砂糖、水分を充分に安定化させて、翌日商品に使用しています。餡のしっとりとなめらかな舌触りはこうして生まれます。

[caption align="alignleft" width="300" caption="(左)中村重子さん。東京の製菓専門学校にて和菓子を学び、京都府内で和菓子店を開く。約20年営業した後に閉店。会社員を経て、今年4月、京都市内に場所を移し、おはぎの専門店として「Bean’s びぃ~んず」をオープン。(右)「まめ寒」320円。口の中でぷちっとはじける豆の皮。程よい柔らかさで、ほっくりとつややかに、甘すぎず塩辛すぎないように心を配り、炊き上げます。歯切れのよい寒天と一緒に、たっぷりの黒蜜をかけて。お土産に喜ばれそうな、夏季限定のお楽しみ。"](左)中村重子さん。東京の製菓専門学校にて和菓子を学び、京都府内で和菓子店を開く。約20年営業した後に閉店。会社員を経て、今年4月、京都市内に場所を移し、おはぎの専門店として「Bean’s びぃ~んず」をオープン。(右)「まめ寒」320円。口の中でぷちっとはじける豆の皮。程よい柔らかさで、ほっくりとつややかに、甘すぎず塩辛すぎないように心を配り、炊き上げます。歯切れのよい寒天と一緒に、たっぷりの黒蜜をかけて。お土産に喜ばれそうな、夏季限定のお楽しみ。[/caption]

お店をはじめてから、中村さんも予想外だったのは、男性客がたくさん訪れていること。若い男性が2個3個と買いに来たり、年配の男性客もこちらのおはぎを買い求めているそうです。上品な甘みで素材の持ち味を活かした餡なので、男性にも食べやすいのかもしれません。

盆地ゆえ、夏場は猛暑となる京都の街。これからの時期は今回ご紹介したおはぎは一時お休み。その代わりの豆商品として「まめ寒」が登場予定です。豆炊きのスペシャリスト!の中村さんが丁寧に炊いた豆をたっぷりと、寒天と一緒に黒蜜をかけていただきます。これもこの夏、人気の甘味となりそうです。

店舗詳細

名称:Bean’s びぃ~んず
住所:京都市下京区寺町高辻上ル恵美須之町528えびすテラス1階
電話:075-342-1510
営業時間:9:00~18:00(売切れ次第閉店)
定休日:木曜
アクセス:阪急河原町駅から徒歩8分
HP:http://www.beans-ohagi.com/

プロフィール

三好彩子(みよしあやこ):フードライター&エディター
フリーランスのフードライター&エディターとして、食雑誌を中心に活動中。
スイーツでは、コンビニやスーパーに並ぶ一般流通菓子から、カフェ・気鋭のパティスリーまで、話題の新作は欠かさずチェック。
ショコラをこよなく愛する。神戸市在住。

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