予知夢、震災、そして“龍”。全てが繋がるのはこの日なのか?
1999年に刊行された漫画『私が見た未来』。作者・たつき諒氏が見た“予知夢”を題材に描いたこの作品は、2011年の東日本大震災を予見していたと話題になり、一躍“予言漫画”として注目を集めました。
そして今、ネット上では再びこの作品に熱視線が注がれています。きっかけは――「2025年7月5日」という謎めいた日付と、作品にたびたび登場する“龍”のビジョン。
この記事では、その両者がどう関わってくるのかをわかりやすく解説します。
『私が見た未来完全版』に記された「7月5日」
2021年に出版された『私が見た未来 完全版』で、新たに追加された夢の記録。それが「2025年7月5日に何かが起こる」という内容です。
ただし、その夢ははっきりとした映像や出来事が描かれていたわけではなく、作者の言葉を借りれば「“ただならぬ気配”のようなもの」が強烈に印象として残ったとのこと。何かが起きる――でも、それが自然災害なのか、社会的な事件なのか、精神的な変化なのかは不明。
しかし、そこに絡むように出てくるのが、謎の存在……「龍」なのです。
“龍の夢”が暗示するものとは?
作中にたびたび登場する龍の姿
たつき諒氏が見た夢の中には、巨大な龍が空を舞うビジョンが何度も登場します。その描写は以下のような印象的なもの:
・巨大な龍が雲の中から姿を現す
・龍の出現とともに地鳴りのような音が響く
・龍は一瞬のうちに消え、「目が合ったような感覚」が残る
これらは単なる幻想ではなく、夢の中で「何か大きな変化の前触れ」として現れていたようです。
龍=地球のエネルギー? スピリチュアル的解釈
スピリチュアルの世界では、「龍」は自然エネルギーの象徴や、地球そのものの意志を体現する存在とされることもあります。
そのため、龍が現れる夢は「地殻の変動」「霊的な目覚め」「大規模な浄化」などを暗示することもあると考えられています。
ネットの一部では、
「7月5日に“龍が目覚める”=日本列島のエネルギーが動く日」
「龍脈が乱れる=地震や噴火の予兆では?」
といった解釈をしている人もおり、噂に拍車をかけています。
噂されている“起きるかもしれないこと”一覧
① 富士山噴火説
龍=火山の象徴と見る人も多く、富士山の動きと絡めて注目されがち。2025年の前後は地震活動も多いと予測する専門家もおり、不安視する声も。
② 南海トラフ地震説
「龍が暴れる=海底の巨大プレートが動く」的なスピリチュアル解釈から南海トラフと関連付ける説。
③ 精神的覚醒 or “次元の変化”説
災害とは逆に、「人類が新たなステージに進むタイミング」「集合意識の覚醒が始まる日」など、ポジティブな見方も存在。
たつき諒氏のスタンス:「怖がるより、備える心を」
ここで大事なのは、たつき諒氏本人は決して“終末論者”ではないという点です。夢の内容を記録し、人々に警鐘を鳴らすことはあっても、「これが100%起きる」と断定しているわけではありません。
実際に完全版の中では、
「不安を煽るつもりではない」
「この日を意識し、日々を大切にしてほしい」
という言葉が残されており、私たちに冷静に備えることの大切さを伝えています。
結論:「龍が現れる日」をどう迎えるか?
2025年7月5日――それは、恐れるべき終末の日なのか?
それとも、新しい変化の始まりなのか?
“龍”のビジョンが何を象徴しているのかは人それぞれの解釈に委ねられますが、たつき諒氏の作品が多くの人に影響を与えているのは事実。
この日が来るまであとわずか。「何も起きないのが一番。でも、もしもの備えを少しだけしておく」。それくらいのスタンスで、冷静に見守るのが大人の向き合い方なのかもしれません。