
Matt Petersonの公式Instagram(@mattpeterson)より引用
焼けてないのに沸いた!地下鉄クッキーに“衛生炎上”
ニューヨークの地下鉄でクッキーを焼こうとしたインフルエンサーが、思わぬ形で“熱されて”しまった——
SNSで話題となったのは、NY在住のインフルエンサー Matt Peterson 氏による実験動画。
その内容は、地下鉄ホームの暑さでクッキーを焼けるのか?という挑戦だった。
しかし結果として“焼けたのはクッキーでなく、世間の怒り”だった。
実験という名の“都市の衛生軽視”
Peterson氏は、生のクッキー生地を駅構内の床に直置きし、8時間にわたり焼けるかどうかを見守った。
当然ながらクッキーは中まで火が通らず、見た目も“微妙”。
しかしそれ以上に、SNS上では「その生地、誰かが踏むかもしれない」「ネズミが寄ってくる」など、“不衛生さ”への批判が大半を占めた。
地下鉄=菌とホコリとネズミの王国
ニューヨークの地下鉄といえば、日常的にネズミが走り、嘔吐物や液体汚れが放置される環境。
そんな場所に「食品を置く」という行為そのものが倫理的にNGという声が殺到したのも無理はない。
食品ロス問題に敏感な人からは「無駄にするな」
公共の場を“ネタの舞台”にする姿勢が不快
“不衛生=不快”が強く共有される時代背景
つまり、「くだらない」ではなく「気持ち悪い」という感覚が今回の炎上の核心だ。
“プラットフォームはフライパンじゃない”
もちろん本人に悪意はなかっただろう。
だが、“バカバカしさ”で笑いが取れた時代とは、少し違う。
人々はいま、「場所」や「食」に対して過剰に敏感になっている。
これはパンデミック以降の衛生意識の高まりと、SNS社会での価値観変化が背景にある。
SNSの一発ネタが“倫理の地雷”を踏む時代
・「面白い」と「気持ち悪い」の境界線が極端に狭い
・ たった1つの“間違った舞台”で、炎上は起こる
・“清潔感”が現代人の共通セーフティライン
今回の件は、「人前でウケるための一発ギャグが、倫理の地雷を踏んだ」典型例かもしれない。
まとめ:清潔感のないユーモアは、もう笑えない
SNS時代において、“何をするか”以上に、“どこでやるか・誰が見るか”が問われる。
特に食品と公共空間は、もっとも“人の不快感に触れやすい組み合わせ”だ。
今やバズを狙うには、清潔感・倫理感・他者視点が最低ライン。
面白ければ何でもアリ、の時代はもう終わった。