食べログより引用
2025年、未来への期待を乗せて開幕した大阪・関西万博。
各企業が威信をかけたパビリオンが立ち並ぶ中、食通たちの間で「ここに行かずして万博は語れない」「最高のパビリオンだ」と、異常な熱狂を巻き起こしている場所があります。
しかし、それは最新技術を駆使した巨大なパビリオンではありません。
万博会場に、たった一軒だけ個人で出店した、とんかつ店『とんかつ乃ぐち』です。
かつて大阪・中津で「ランチ予約が1分で完売」という伝説を作った超予約困難店が、万博期間限定で奇跡の復活。
一体なぜ、一軒のとんかつ屋が“パビリオン”とまで呼ばれ、人々を熱狂させるのか。
食べログに寄せられた口コミから、その秘密を紐解きます。
「ここはパビリオンだ」万博の概念を覆す“とんかつ体験”
多くの来場者は、この店を単なる飲食店として捉えていません。
口コミでは「とんかつパビリオン」という愛称が飛び交い、一つのアトラクションとして語られています。
「間違いなく万博で絶対に行かなければならないパビリオンの1つ。ここの予約無しに大阪万博はあり得なかった…」
「3回目の万博は、こちらの豚カツをいただくためだけに訪問したと言って過言じゃありません。」
その理由は、提供されるスタイルにあります。
ここは、ご飯と味噌汁がセットになった「とんかつ定食」のお店ではありません。
「とんかつのコースなんて初めての体験」という声の通り、揚げたての銘柄豚が、部位ごとに一切れずつ、最高のタイミングで提供される“割烹スタイル”。
店主・野口氏の技術と哲学を五感で味わう、まさにここでしかできない食のエンターテインメントなのです。
「一口食べるごとに幸せ」とんかつの“概念”が変わる瞬間
もちろん、その人気の根幹にあるのは、圧倒的な“味”への感動です。
訪れた人々は、これまでのとんかつのイメージが覆される体験に、驚きと喜びの声を上げています。
「期待を超える感動の連続で一口食べるごとに幸せな気分になれたので本当に行けて良かったなと思いました。」
「そして、お待ちかねのトンカツはかわいいピンク色!一口食べてみて、柔らかいお肉がサクッとした衣に包まれ…」
特に衝撃的なのが、脂身に対する評価です。とんかつの脂身が苦手という人さえも、ここでは虜にしてしまうようです。
「私は普段、お肉の脂身を口にすると吐き気を感じてしまうタイプなのですが、生まれて初めて脂身をおいしく感じました…!」
これは単に美味しいだけでなく、自分の食の価値観すら変えてしまうほどの体験。
多くの人が「人生で一度は」と願い、予約争奪戦に挑む理由がここにあります。
予約争奪戦を勝ち抜くためのリアルな声
では、どうすればこの“とんかつパビリオン”を体験できるのか。そこには、熾烈な予約争奪戦が待ち構えています。
「毎月1日の23時に翌月の予約枠がテーブルチェックにて解放されており、予約競争は月を追うごとに激しくなってきている印象ですね。」
「秒速で予約が埋まるのですが、7時からの予約が1名だけ空いていたので即申し込み!」
まさに秒単位の戦い。しかし、絶望する必要はありません。
口コミには、この戦いを勝ち抜くための貴重なヒントが隠されていました。
「キャンセルを発見、急遽お伺いしました。」 「ちょこちょこテーブルチェックを見てましたら、なんと予約とれました。」
諦めずに予約サイトをチェックし続けることが、奇跡への近道。さらに、こんな超具体的な“裏ワザ”を共有してくれる人も。
「予約の裏技!もたもたしてるとどんどん枠が無くなっていくので、テーブルチェックのアカウトログインしてクレジットカードも予め登録しとくとスムーズです。」
準備を万全に整え、粘り強く挑む。その先にこそ、最高の体験が待っているのです。
まとめ
『とんかつ乃ぐち』が万博で絶大な人気を誇るのは、①「万博唯一の個人店」というストーリー性、②とんかつの概念を覆す「コース仕立ての美食体験」、そして③それらが「とんかつパビリオン」という唯一無二のエンターテインメントを生み出しているからでした。
予約は困難を極めますが、その先には、万博の思い出をさらに特別なものにする感動的な食体験が待っています。
あなたも次の予約争奪戦に、参戦してみてはいかがでしょうか。