
古市憲寿が選択的夫婦別姓についての持論を語る
社会学者で作家の古市憲寿さんが8月20日、自身のX(旧Twitter)を更新。
お笑いタレント・たかまつななさんの事実婚発表に寄せられた意見に触れ、選択的夫婦別姓についての持論を展開し、大きな反響を呼んでいます。
古市さんは、一部で「事実婚するなら選択的夫婦別姓はいらない」という意見があることに対し、「それは全然違うよね。『名字を変えるか、法的保障を失うか』の二者択一を強制するのはおかしいでしょ」と指摘。
「結婚が誰にとっても平等なものになりますように」と綴りました。
さらに、結婚の有無で法的な権利が変わらない「個人単位の社会」という、より踏み込んだ考えも示しています。
結婚による改姓は、特に女性にとって、アイデンティティやキャリアに関わる大きな問題です。
手続きの煩雑さはもちろん、「自分の名前がなくなる」という感覚に寂しさを覚える人も少なくありません。
古市さんの「二者択一の強制はおかしい」というストレートな言葉は、そんなモヤモヤを抱える多くの女性の心に響くのではないでしょうか。
感情論になりがちなこの問題に、論理的で新しい視点を提示してくれる古市さんらしい投稿です。
この投稿には、「一部の人の為に戸籍制度を変えないで欲しい」「現行制度は平等です」といった反対意見や、「子供がかわいそう」など、様々な角度からのコメントが寄せられ、議論を呼んでいます。
※本記事は、個人のSNS投稿を紹介するものであり、法律や社会制度について専門的な見解を示すものではありません。事実婚や夫婦別姓に関する法的な詳細については、専門家にご相談ください。
※当記事では、X社(旧Twitter社)の「ユーザーの権利およびコンテンツに対する権利の許諾」に基づき、ポスト(投稿)を引用・掲載しています。
たかまつななさんの事実婚の発表に、「事実婚するなら選択的夫婦別姓はいらない」という意見があるらしい。それは全然違うよね。「名字を変えるか、法的保障を失うか」の二者択一を強制するのはおかしいでしょ。結婚が誰にとっても平等なものになりますように。
— 古市憲寿 (@poe1985) August 19, 2025
もしくはよりラディカルに、結婚してもしなくても法的な権利が完全に同じという個人単位の社会になるのも、個人的には反対理由がない。「結婚しているから得する・損する」をなくし、婚姻の特権化をなくすのも一つの方向性ではある。
— 古市憲寿 (@poe1985) August 19, 2025