
調査で判明した驚きの実態
村上信五さんとマツコ・デラックスさんがMCを務める日本テレビ系バラエティー『月曜から夜ふかし』の10月20日放送回で、「夜ふかし的自由研究」として行われた「街行く人の歩数を調査した件」が大きな反響を呼んでいます。
現代人の運動不足が叫ばれる中、番組スタッフが街で出会った人々のスマートフォンに記録された1日の平均歩数や、最近歩いた最高歩数を聞き込み。結果として、極端に歩く人と、驚くほど歩いていない人との「二極化」の実態が浮き彫りになり、多くの視聴者が自身の健康状態と照らし合わせて注目しました。
番組スタッフは東京の主要な街(秋葉原、池袋、新宿など)で調査を実施しました。介護施設勤務の男性が2万歩、さらにはアーティストが38,000歩という驚異的な歩数を記録する一方、オフィスワークや特定の業種では、一日の大半を移動なしで過ごしている実態が明らかになりました。
SNS上では、「自分の歩数計を見て焦った」「リモートワークで全然歩いてないことに気づいた」「プロの仕事は本当に大変なんだな」といった、自身の生活を振り返るコメントが多く投稿され、健康意識を高めるきっかけとなりました。
この「歩数調査」は、まさに現代人の健康課題を映し出す鏡だと言えます。現役世代の50代は、仕事や通勤で一見活動しているように見えても、オフィス内での移動が中心となり、意識的に運動を取り入れなければ、「歩かない人」のグループに入りかねません。
特に厚生労働省が推奨する「1日8,000歩」という目標をクリアしている人は、調査結果を見る限り決して多くはないでしょう。介護職や広範囲な仕事をする人が多く歩いている事実は、「歩く」ことが意識的な努力ではなく、環境に左右されている現状を示唆しています。
マツコさん自身も以前の放送で「300歩しか歩かない日もある」と言っていたように、世の中の便利さが知らず知らずのうちに人々の運動量を奪っている現実があります。50代にとって「歩数」は、単なる数字ではなく、将来の健康寿命に直結する重要なバロメーターです。ルーティンを見直して、少しでも歩く機会を増やそうと思わせる調査結果となりました。
『月曜から夜ふかし』の歩数調査は、現代の「歩数格差」を浮き彫りにしました。自身の健康のためにも、ぜひ意識的に歩く習慣を取り入れ、活動的な毎日を目指したいところです。