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2025.11.19(Wed)

上司「子どもが熱?はいはい、またね」→早退後に見た、上司のSNS投稿に怒りで手が震えた【短編小説】

上司「子どもが熱?はいはい、またね」→早退後に見た、上司のSNS投稿に怒りで手が震えた【短編小説】

保育園からの電話

その日の朝も、私は戦場のようなオフィスでキーボードを必死に叩いていました。
大事なプレゼンの資料作成が佳境を迎えていたのです。
集中力が最高潮に達しようとした、まさにその時でした。

デスクに置いたスマートフォンの画面が光り、短く震えました。
画面に表示された「保育園」の三文字に、私の心臓は嫌な音を立てて跳ね上がります。

「もしもし、お母さんですか? お子さん、お熱が38度5分ありまして…」

受話器の向こうから聞こえる淡々とした声が、私を現実(絶望)に引き戻しました。

「申し訳ありません! すぐに、お迎えにあがります!」

電話を切り、私は重い足取りで上司のデスクへ向かいました。
彼は、私が近づいてもパソコンの画面から一切目を離しません。

「あの、すみません。子どもが熱を出したと保育園から連絡がありまして…大変申し訳ないのですが、早退させていただけないでしょうか」

できる限り丁寧にお願いしたつもりでした。
しかし、上司は迷惑そうに顔を上げ、大きなため息ととも言い放ちました。

「子どもが熱? はいはい、またね」

その冷え切った声と、「またね」という言葉に含まれた棘に、私は何も言い返せませんでした。
まるで「あなたのせいで迷惑だ」と顔に書いてあります。

「ご迷惑をおかけします…!」

私はフロア全体に響くような声で謝罪し、同僚たちの「大丈夫?」という視線からも逃げるように、荷物を掴んでオフィスを飛び出しました。

急いで保育園に着くと、ぐったりとした息子が私を待っていました。
小さな体を抱きしめ、罪悪感で胸が張り裂けそうでした。
「ごめんね」と何度も謝りながら家に帰り、看病に追われました。

上司の当てつけ

夜になり、ようやく息子が落ち着いて寝息を立て始めた頃。
私は疲れ切った体でソファに倒れ込みました。
仕事の連絡が来ていないかスマホを確認しようとした時、ふと、タイムラインに流れてきた上司のSNS投稿が目に入ったのです。

それは、おしゃれなカフェのテラス席で、彼が笑顔でケーキを食べている写真でした。

そして、添えられた一文。

『急な休みは周りが迷惑するんだよねー。こっちは優雅にカフェタイム。自己管理できない人は困る』

見た瞬間、血の気が引きました。
私への、あからさまな当てつけでした。

子どもが病気になるのは「自己管理」の問題なのでしょうか。
私たちは必死で仕事と育児を両立させようとしているのに。

悔しさと怒りで、スマホを持つ手がカタカタと震えるのが止まりませんでした。

 

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

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※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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