心臓難病「心アミロイドーシス」と闘う田尾氏、高額治療薬の告白にSNSで反響
元プロ野球選手で野球解説者の田尾安志氏が、自身のYouTubeチャンネルで、国指定の難病である「心アミロイドーシス」の治療薬について語り、大きな反響を集めています。以前から治療の状況を伝えてきた田尾氏が、新たに導入した注射薬の衝撃的な金額を明かし、その高額さに驚きを隠せない様子でした。
田尾氏は2022年に「心アミロイドーシス」を公表しました。これは、アミロイドと呼ばれる異常なタンパク質が心臓に沈着し、心不全などを引き起こす、命に関わる可能性もある難病です。田尾氏は心臓の機能を維持するため、これまで治療を続けてきました。
これまで田尾氏が服用していたのは、「1粒3万円か3万5,000円とか言われていた薬を毎日飲んでた」という高額な飲み薬でした。しかし、この度、治療薬を切り替え、3ヶ月に1回の注射薬へと変更したことを報告しています。
飲み薬以上に効果が期待できるという新しい注射薬ですが、田尾氏が明かしたその金額は桁違いでした。田尾氏は「その金額に驚きましたね。その注射だけで700万円するなんて話を聞いて。え~?と思いましたね」と、その時の率直な感情を吐露しています。SNSでは多くのユーザーが反応しています。
「田尾さんの注射薬、あまりに高すぎて本当に心配になります」
「難病治療の高額さに驚いたけど、体にいいものを使えるのは良かったですね」
「庶民には手が届かない額だなぁ。公費負担が増えることを願うばかりです」
といった、治療費への驚きと、田尾氏への温かいエールが混在するコメントが多く寄せられました。
治療の困難さだけでなく、金銭的な負担という現実を目の当たりにし、多くの人が「もし自分だったら」と考えさせられていることが伝わってきます。
注射薬の総額は700万円に上りますが、田尾氏は「僕の場合は難病指定患者で、高額医療適用で1ヶ月2万円ということになってる」と、実際の自己負担額が抑えられていることも同時に明かしました。
しかし、田尾氏は「これは大変なことだなと。国が補助してくれなければなんともならないなと。そういうものがたくさんあるんだなと勉強させていただきました」と語っています。
野球界で長く活躍し、実績を積んできた著名人であっても、治療費の総額には驚きを隠せないという事実は、多くの視聴者に「難病治療の現実」を深く考えさせるきっかけを与えます。














