tend Editorial Team

2025.12.01(Mon)

「俺は浮気なんかしてない」とシラを切る夫。妻がドラレコの記録を再生した結果、顔色が一変【短編小説】

「俺は浮気なんかしてない」とシラを切る夫。妻がドラレコの記録を再生した結果、顔色が一変【短編小説】

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

夫の行動に違和感

私は、夫の行動がおかしいと感じてから、もう何日も胸の奥が冷たいままでした。

「ねぇ、最近、週末のゴルフ、やけに早く帰ってくる日があるわよね?」

「なんだよ、急に。知ってるだろ、取引先の関係でさ。早く終わる日もあるって。」

「でも、あなたのゴルフバッグ、全然泥がついてないわ。いつもはもっとドロドロなのに。」

夫は鼻で笑いました。

「そんな細かいことまで気にしてるのか?俺を疑ってるのか?」

「俺は浮気なんかしてない」と、夫はまるで自分が被害者であるかのようにシラを切り続けました。

 

そんなある日、ふと、私たちの車に付いているドライブレコーダーのことを思い出しました。

あれは、私が数か月前、駐車中に車を当て逃げされたことがあり、それ以来、私の提案で取り付けたものでした。

夫は「別にいらないだろ」と渋っていましたが、事故防止のためにと押し切って付けてもらったのです。

「もし、万が一、何かあったとしても…これなら動かぬ証拠になるわ。」

 

ドライブレコーダーに映っていたのは

私は、夫が出張で留守の間に、恐る恐るリビングのパソコンでドラレコのSDカードを再生しました。

日付は、夫が「ゴルフで接待だ」と言って朝早く出て、夕方には帰宅した土曜日。

画面には、ゴルフ場とは無関係そうな、都心の小洒落たレストランの駐車場が映っていました。

そして、夫が車を降り、助手席のドアを開ける様子が映し出されました。

「ごめん、待たせたね」

夫の声。

そして、画面に映ったのは、私の知らない、若くて華やかな女性の笑顔でした。

二人が手をつないでレストランに入っていく様子が、鮮明に記録されていました。



出張から帰ってきた夫に、私はいつものように夕食を出し、そして、切り出しました。

「ねぇ、ドライブレコーダーの映像、見たわよ。楽しそうだったわね。」

夫は顔からサッと血の気が引き、箸を取り落としました。

「な、何を言ってるんだ?」

私はただ無言でパソコンの画面を開き、保存した映像を再生しました。

「浮気なんかしてない」と豪語していた夫の顔は、一瞬にして青ざめて別人のようになり、ただただ静かに、絶望的に、うなだれるだけでした。

夫がシラを切るたびに積み重なった私の心労は、この映像によって報われたような、それでいて、深くえぐられたような、複雑な痛みを残しました。

 

******************
心に響くストーリーをもっと読みたい方
【他のおすすめ短編小説を見る】
******************

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.06.01(Mon)

SNSの文章が読まれない!なぜタイトルだけで脊髄反射する人が溢れるのか。読解力低下がもたらす現代コミュニケーションの溝
tend Editorial Team

NEW 2026.06.01(Mon)

「もう皮肉だろこれ」「このタイミングではやらない」とネットで物議に。阿部慎之助前監督の家族間トラブルによる辞任騒動直後に...
tend Editorial Team

NEW 2026.06.01(Mon)

「給料変わらない」が73%の衝撃!大企業との格差や手取りの減少に悲鳴と疑問の声が相次ぐ賃上げの現実と雇用の未来
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.04.21(Tue)

20代の生活保護が24年で6倍に急増、働いたら損をする制度の壁と現役世代が直面する出口なき困窮の実態
tend Editorial Team

2025.10.30(Thu)

「もう年だから無理でしょ?」と面接で笑われ、家から出れなくなった私を救った娘の一言【短編小説】
tend Editorial Team

2026.04.08(Wed)

「好きなのを選びなさい」普段は手助けゼロなのに、高額なおもちゃで息子の心を掴む義母。実母との差に思わずため息がこぼれた
tend Editorial Team