「この卵、広告の品で安いはずでしょ!」とレジで揉めてる客。だが、店員の正論をうけ逃げるように去った話
レジからどかない客
仕事帰りのスーパー。
夕飯の買い出しに並ぶ、混雑したレジでの一幕。
腕に食い込む買い物カゴの重みに耐えながら、ようやく自分の番。
と思いきや、前の客が会計後も一歩も動こうとしません。
レジの真ん前で足を止め、レシートを穴が開くほど凝視。
財布を出す手つきも、驚くほどゆっくりです。
(せめて、あと少し横にずれてくれたら…)
後ろには長い列。
店員さんも困り顔ですが、その方はお構いなし。
すると突然、険しい顔で店員さんに詰め寄りました。
「ちょっと!この卵、広告の品で安いはずでしょ!レシートだと通常価格になってるじゃない!」
ピリついた空気がレジ周りに漂います。
店員さんは焦る様子もなく、冷静にレシートとカゴの中身を確認しました。
「お客様、大変申し訳ございません。こちらの『広告の品』は、明日月曜日からのセール対象でございまして……」
その方の手元にあるチラシをよく見ると、確かに大きく「月曜から」の文字。
「え……?あ、あら。明日からだったの…」
先ほどまでの威勢はどこへやら。
顔を真っ赤に染めたその方は、レシートをひったくるように掴むと、逃げるようにその場を去っていきました。
(……やっと空いた!)
反面教師にしよう…
「お待たせいたしました! 大変申し訳ございません」
店員さんの申し訳なさそうな声。それと同時に、重かったカゴをようやく台に置くことができました。
「いえいえ、気にしないでください。大変でしたね」
そう伝えると、店員さんは「ありがとうございます」と、今日一番の明るい笑顔を見せてくれました。
一時はどうなることかと思いましたが、自分の勘違いを指摘されて慌てて立ち去る姿に、喉の奥に詰まっていたモヤモヤも、カゴの重みと一緒にスッと消えていくような感覚。
公共の場では、まず自分が冷静であること。
そして、ほんの少しの確認と気遣いが大切なのだと、改めて実感した出来事でした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














