tend Editorial Team

2026.06.02(Tue)

「年収いくら?貯金はあります?」初対面のデートで質問攻めの男。だが、プロフィールと違う姿に席を立った結果

「年収いくら?貯金はあります?」初対面のデートで質問攻めの男。だが、プロフィールと違う姿に席を立った結果

年収と職業から始まった初対面

アプリで知り合った相手と初めて会ったのは、駅近くのカフェだった。

プロフィールには丁寧な自己紹介が書かれていて、メッセージのやりとりも特に問題はなかった。

「ちゃんとした人かもしれない」と少し期待しながら向かった。

待ち合わせの時刻に少し遅れて現れた相手は、礼儀正しく見えた。少なくとも、最初の数分は。

ところが席に着くなり、相手は「仕事は何をされているんですか」と切り出してきた。

続いて勤め先の規模、それから収入について畳み掛けてきた。

「年収いくら?貯金はあります?」

答えが少し曖昧だったためか、表情がすうっと固まった。笑顔が消えて、何かを評価するような沈黙が続いた。

その後も似たような質問が続いた。貯金はあるか、転職の予定はあるか、一人暮らしかどうか。こちらの言葉に対して、何かを採点しているような間があった。

楽しい会話とはほど遠かった。アプリのプロフィールで感じた「穏やかな雰囲気」は、どこにも見当たらなかった。

思い切って言葉にした

食事が半分ほど進んだとき、「あなたは恋愛より仕事が大切ですよね?私との時間は楽しくないですか?」と問いかけてきた。

断定するような語気で、言い訳をさせる気がないのが伝わった。

もはや会話ではなく、尋問に近い感覚だった。

静かに言葉を選んで答えた。

「プロフィールと全然違う人だったので」

席を立とうとすると、相手は突然「待って、誤解させてごめん」と慌て出した。

さっきまでの審査するような雰囲気が消えて、今度は必死に引き留めようとしてくる。その変わりよう自体が、一番気持ち悪かった。表情を取り繕う速さに、背筋がひんやりした。

「大丈夫です」とだけ返して店を出た。帰り道、ため息が出た。思ったより疲れていた。

口コミに並んでいた同じ言葉

家に帰ってから、アプリの口コミ欄を確認してみた。その男性のページに、見覚えのある内容が並んでいた。

「初対面で収入のことを何度も聞かれた」「少し断ったら態度が豹変した」「会うまでは普通だったのに全然違う人だった」。同じような経験をした女性のコメントが、いくつも投稿されていた。

断った判断は間違っていなかった。それでも、信じて会いに行ったあの時間と、帰り道に感じた消えない不快感は、うまく整理できないままだった。

同じ経験をした女性たちのコメントを読みながら、少しだけ気持ちが楽になったのも確かだった。次の一歩を踏み出すのに、しばらく時間がかかりそうだと思った。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.06.10(Wed)

「浮気とか絶対許さない!」マッチングアプリで出会った彼の口癖。だが、彼がアプリを消してないワケ
tend Editorial Team

NEW 2026.06.10(Wed)

細野豪志氏の見切り品投稿が呼ぶ波紋と違和感の正体とは?物価高の中で公職者に求められる視点と生活実感の乖離を考える
tend Editorial Team

NEW 2026.06.10(Wed)

「隣人と連絡つかないっすね。どうします?」迷惑行為を注意してくれない管理会社。翌日、担当者の態度が180度変わったワケ
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.05.09(Sat)

「お付き合いは仕切れません」中道改革連合の旧宮家養子案容認に枝野幸男氏が猛反発!「天皇制を破壊しかねない」と決別を示唆
tend Editorial Team

2026.04.25(Sat)

堀江貴文氏がキャバクラ論争に参戦!非モテ揶揄への皮肉にネット騒然。価値観の衝突で浮き彫りになる現代のディストピアとは?
tend Editorial Team

2025.12.18(Thu)

社内不倫を「ただの相談相手だ」と言い張る上司。だが、会議中に不倫がバレてしまった理由とは【短編小説】
tend Editorial Team