「1人でできそうだから、誘いづらい」曖昧な理由で私を外し続けたママ友。続く嫌味を流した結果
下駄箱の前で聞かされた理由
登園の時間、下駄箱の前で同じ組のママに呼び止められました。何か伝えたいことがある様子です。
「1人でできそうだから、誘いづらい」
前置きも説明もありませんでした。何の話ですかと聞き返して、ようやく分かったのです。
この二か月で五回、何人かで集まっていたのだそうです。そしてその5回とも、私には声をかけていないと、彼女はわざわざ報告しに来ていました。
「気まずいでしょ。だから先に言っておくね」
誘われなかったこと自体は、知らなければ何も起きません。分からなかったのは、それを本人に伝えに来る理由のほうでした。
「できそう、というのは何のことですか」
返ってきたのは、はっきりしない言葉ばかりです。
「なんていうか、しっかりしてるから」
それからしばらくして、組の連絡のやりとりでも似たことが続きました。私が持ち物の確認を書き込むと、その一件だけ返事がつかないのです。
すぐ後の投稿には、何人もが短く応じていました。
黙って見ていました。顔を合わせれば普通に話せます。それでも、集まりの話題は私の前で止まるのでした。
園庭に落ちた短い返事
次に同じ報告を受けたのは、園庭の掃除当番の日でした。落ち葉の袋を提げたまま、彼女が近づいてきます。
「昨日も集まったの。気まずいわよね?」
すぐそばで熊手を動かしていたママたちが、顔を上げました。
私は表情を変えずに答えました。
「いえ、全然。誘いたい人を誘えばいいと思います」
怒っているわけでも、皮肉でもありません。思っていることを、そのまま言っただけでした。
彼女の顔から血の気が引きました。言葉を探すように口が動きますが、音になりません。
持っていた袋を握り直し、最後には視線を落としました。
「……うん、まあ、そうよね」
近くのママが小さくうなずいて、また手を動かしはじめます。
「袋、こっちにまとめますね」
別のママの一言で、掃除の続きが始まりました。誰も何も言いませんでしたが、その場の空気は一度そこで切り替わったのです。
以来、あの手の報告は一度も来ていません。
私は別のママたちと過ごすようになりました。相談すれば返事が来ますし、行事の帰りには立ち話をします。誰を誘った誘わないという話は、その輪では出たことがありません。
お迎えの列で、彼女とは今も顔を合わせます。向こうから会釈だけをして、集まりの話は出さなくなりました。私も同じだけ会釈を返して、子どもの手を取って帰るのです。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














