「昨日の投稿、私のことでしょうか」グループ内で名指しせずに嫌味を書くママ友。だが、別のママの1行が黙らせた瞬間
翌朝、園の入口で聞いたこと
翌朝、私は園の入口で同じ組のママ友を待ちました。
前の日の夕方にクラスのメッセージアプリのグループへ上がった投稿を、そのままにしておけなかったからです。
名指しはされていません。
ただ、価値観の合わない人がいてしんどい、という一文でした。
公園に居合わせた人なら、誰のことか分かる書き方です。前の晩、私はその短い文を何度も読み返しました。
「昨日の投稿、私のことでしょうか」
「え、違うよ。全然関係ない」
「本当にそうですか」
「気にしすぎだよ、2回も聞くの?」
笑いながらでした。それ以上は聞きませんでした。
何度聞いても、同じ答えが返ってくるだけです。
前の日、公園で彼女は私の荷物を見てこう言ったのです。
「そのバッグ、5年は使ってるよね。うちはもう卒業した」
明るくて誰とでも話せる人ですが、ときどき人を試すような言い方をします。
気に入っているので使っています、とだけ答えて、私はその場を流しました。あのとき周りのママたちが砂場へ目を逃がしたのを、今も覚えています。
一行だけの返信
その日の夕方も、何人かで公園に寄りました。
行かない選択もありましたが、子どもが友達と約束していたのです。
彼女はいつも通り明るくて、子どもたちを大きな声で呼んでいます。私は少し離れたベンチに座っていました。
夜になって、またグループに投稿が上がったのです。
「今日の公園、なんか疲れた。価値観合わない人いるとしんどいよね」
前の日とほとんど同じ文でした。
名前はやはり、どこにも書かれていません。
返信が付いたのは、その直後です。公園に居合わせた別のママでした。
「今日の公園、私はすごく楽しかったけどね」
それだけです。誰も名指ししていません。
責める言葉もありません。
彼女の投稿には既読の数だけが増えて、返信は一つも付きませんでした。
次の朝、園の入口で会ったとき、彼女のほうから小さく頭を下げてきました。
前の日まで、こちらから挨拶しても返ってくるかどうかだった人です。
それきり、名前を伏せた投稿は一度も上がっていません。グループに流れるのは、持ち物の連絡と行事の日程だけになりました。
私は言い返してもいませんし、それ以上の追及もしていません。ただ、余計な気を遣わなくてよくなったのです。公園で子どもを遊ばせている間、もう画面を気にすることはありません。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














