千原ジュニアが20年前の無礼を猛省し桂文枝への感謝を語る
テレビで見ない日はないほど、今やMCとして確固たる地位を築いている千原ジュニアさん。そんな彼にも、若さゆえの過信から大先輩を怒らせてしまった、苦い過去があったようです。12月25日深夜放送の「千原ジュニアのヘベレケ」にて、お笑い界の重鎮である桂文枝さんを激怒させ、約10年もの間、共演が途絶えていたエピソードが明かされました。
事の起こりは、ジュニアさんがまだ20歳頃のこと。当時の桂文枝さんとの対談企画で、周囲のスタッフからは失礼のないようにと念押しされていたそうです。しかし、尖っていた若き日のジュニアさんは、その忠告さえも笑いのフリだと勘違いしてしまいました。現場に現れた大先輩に対し、あろうことか「最近どうなん?三枝くん」と、当時の名跡で馴れ馴れしく声をかけてしまったのです。その瞬間、現場の空気は凍りつき、文枝さんはプロデューサーを呼び出した後、そのまま席を立ってしまったといいます。
この一件から約10年、バラエティー番組での共演は一切なかったと振り返るジュニアさん。沈黙を破ったのは、意外にもNHKの連続テレビ小説での共演でした。ドラマという枠組みの中で再会を果たした際、挨拶に訪れたジュニアさんを文枝さんは受け入れ、そこから関係は修復へと向かいます。今では落語会に招かれたり、二人きりでトーク番組を行う間柄になったそうで、ジュニアさんは文枝さんの器の大きさに心からの敬意を表していました。
SNSでは、このエピソードに対して多くのユーザーが反応しています。
「20歳のジュニアならやりかねない危うさがあったけど、それを許した文枝師匠の懐の深さが素晴らしい」
「当時のジュニアさんの尖り方は有名だったけど、第一声でそれは心臓が強いというか何というか」
「10年の月日を経てドラマで再会っていうのが、またドラマチックで芸人らしい関係性だと思う」
「今のジュニアさんがあるのは、こういう手痛い失敗を糧にしてきたからなんだと感じた」
といった声が上がっており、若気の至りに対する驚きと、その後の師匠の対応に感動するコメントが目立ちました。
誰しも若いうちは自分の力を過信し、礼節を欠いてしまう瞬間があるのかもしれません。しかし、そこで終わらせず、10年の時を経て再び向き合い、感謝を伝えられる関係へと昇華させたお二人の姿には、単なる芸能界の裏話以上の人間味を感じます。
失敗を認め「100%俺が悪い」と言い切れる潔さが、現在のジュニアさんの信頼に繋がっているのでしょう。














