「……寂しいから帰らないでよ」介護士の私を襲った、利用者からのセクハラ。相談した上司からの、心無い一言に思わず耳を疑った
利用者から受けたセクハラ
介護士として働き始めたばかりの20代の頃、私は「利用者さんに寄り添うケアがしたい」と理想に燃えていました。
そんな私が担当することになった、ある男性利用者さん。
最初は穏やかで、私の介助にも丁寧に感謝を伝えてくれる方でした。
「いつもありがとうね。あなたが担当だと安心するよ」
そんな言葉が嬉しくて、私は他の人以上に彼に親身に接するようになっていました。
しかし、それがすべての間違いだったのです。
私の優しさを「好意」と受け取ったのか、彼の態度は次第にエスカレートしていきました。
「ねえ、今日は何時に帰るの?」
「彼氏はいるの?休みの日は何してるんだい?」
最初は世間話だと思って流していましたが、次第に執着とも取れる「自分だけの特別扱い」を求められるようになりました。
他の利用者さんと話しているだけで、あとから不機嫌そうに呼び止められます。
「あんな人と話さなくていい。俺のところに来てくれよ」
そして、言葉だけではなく、介助中のボディタッチが始まりました。
お風呂の介助中や移乗の瞬間、偶然を装って胸や腰に手が伸びてくるのです。
「ちょっと、触らないでください!」
「ああごめんごめん、手が滑っちゃって」
ヘラヘラと笑う彼に、私は得体の知れない恐怖を感じ始めました。
決定的だったのは、ある日の退勤時間です。
私が帰ろうと挨拶に行くと、彼は突然、私の手首を強く握りしめました。
「痛っ……離してください!」
「……寂しいから帰らないでよ」
高齢者とは思えない強い力で引き寄せられ、逃げられません。
彼は私の耳元に顔を近づけ、信じられないほど卑猥な言葉を囁きました。
私は全身に鳥肌が立ち、頭が真っ白になりました。
恐怖で声を上げることもできず、ただ震えて逃げ出すのが精一杯。
上司の無神経な一言
翌日、勇気を出して上司に相談しました。
「もう限界です。体を触られたり、卑猥なことを言われたり……怖くて担当できません」
しかし、上司から返ってきたのは、耳を疑うような言葉でした。
「ああ、あの人は認知症があるからね。病気の症状なんだから、いちいち真に受けちゃダメだよ。適当にかわしてあげて」
私の訴えは「症状」の一言で片付けられ、守ってもらうことはできませんでした。
あの日、耳元で囁かれた時の生暖かい息の感触。
強く握られた手首の痛み。 それが毎晩のようにフラッシュバックし、私は眠れなくなりました。
周りが「症状」と言おうと、私にとっては心を深く傷つけられる「ハラスメント」でしかありませんでした。
自尊心を削られ、恐怖に震える日々。
私は逃げるようにその職場を去りましたが、あの時の「ゾッとする」感覚は、今でも私の心にこびりついて離れません。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














