「お菓子配らなくてもいいのに」職場でお菓子を配る私を否定する同僚。だが、先輩の一言に救われた話
お菓子配りが私にとってのコミュニケーションツール
入社2年目、週2回の出社日。
私のリュックはいつもパンパンだ。
中身は書類?いえ、チームのみんなに配るための「大量のお菓子」。
「お疲れ様です!今週は新作のチョコですよ〜」
「待ってました!それ気になってたんだよね」
「俺、ふたつもらっていい?」
「どうぞどうぞ、早い者勝ちですから(笑)」
配り始めた当初、みんなは「すみません」と遠慮がちだった。
でも今や、私のデスクはおやつ配給所状態。
「今度はあれが食べたい」とリクエストが飛んでくることもあれば、大袋からワシッと掴み取りしていく強者も。
このわちゃわちゃした時間こそ、私にとって最強のコミュニケーションツール。
仕事の合間の癒しであり、みんなの笑顔を見るのが何よりの「やりがい」なのだ。
そんなことを言われるとは
しかし先日、ちょっとした事件が。
その日は、滅多に出社してこないレアキャラの男性社員が珍しく席にいた。
「お疲れ様です。よかったら糖分補給にどうぞ」
いつもの笑顔でお菓子を差し出す私。すると彼は手を止め、少し困ったような顔でこう言った。
「……あのさ、いつもお菓子配らなくてもいいのに」
「え?」
「自腹でしょ?気を使わなくていいんだよ」
優しさからの言葉なのは分かる。
でも、2年も続けて築き上げたこの楽しい時間を、単なる「気遣い」や「義務」だと思われたのが少し悔しい。
「これ、私が好きでやってるんですけど……」と言い返そうとした、その時。
「ちょっと〇〇さん!余計なこと言わないでくださいよ〜!」
私の背後から、明るく大きな声が響いた。声の主は、チームのエースである先輩社員だ。
「このお菓子タイムのおかげで、私たちのチームワークが保たれてるんですから! ねー、みんな?」
その声に反応して、周りの席からも次々と援護射撃が。
「そうそう、これがないと午後始まらないっす」
「むしろ僕たちが楽しみにしてるんで、止めないでくださいよ(笑)」
予期せぬ総ツッコミに、彼は目を丸くしてタジタジ。
「えっ、あ、そうなの……?ごめん」
私はここぞとばかりに、満面の笑みでトドメの一言。
「というわけで、〇〇さんもどうぞ! 食べたら絶対元気出ますから!」
「……じゃあ、ひとつ」
苦笑いしながらチョコを受け取る彼。その場の空気がドッと沸いた。
「義務」じゃない、「楽しみ」でやっている私の配給活動。
チームの結束を再確認できたおかげで、モヤモヤするどころか、最高の気分で午後の業務に戻ることができた。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














