出典:最上もがX(@mogatanpe)
自由と身勝手の境界線。元アイドルが投じた一石から見える、令和の喫煙マナーを巡る冷酷な断絶
かつて、映画やドラマの世界ではタバコを燻らせる姿が渋さの象徴として描かれた時代がありました。しかし、令和の現代においてその価値観は完全なる化石へと変化しています。元でんぱ組.incの最上もが氏がSNSで発信した、一部の喫煙者に対する痛烈な違和感が大きな波紋を広げています。彼女が目撃したのは、歩きタバコや指定場所以外での喫煙を、あろうことか自らのスタイルとして誇示しているかのような人々の姿でした。
最上氏は、自身の投稿の中で、ルールを無視した喫煙を格好が良いと信じ込んでいる人々が存在することへの驚きを隠しませんでした。その様子を目の当たりにして、思わず引いてしまったという率直な独白は、多くの現代人が抱えながらも口に出しにくかった不満を代弁しています。かつてはサブカルチャーのアイコンとして自由奔放なイメージもあった彼女が、公共のマナーという極めて真っ当な視点から苦言を呈したことには、重い意味があると言えるでしょう。
この訴えに対し、インターネット上では怒涛の勢いで賛同の声が集まりました。
『迷惑でしかないってわからないのが悲しいです』
『歩きタバコ後ろから張っ倒したい。臭すぎて滅』
『歩きタバコ、本当に怖いです。特に子供の顔の高さに火がくるので、見てるだけでヒヤヒヤします。マナー以前の問題ですよね』
寄せられた声の多くは、単なる煙への不快感に留まりません。特に小さな子供を持つ親世代からは、子供の目線の高さに火種が来るという物理的な危険性への恐怖が切実に訴えられています。もはやタバコを吸う行為は、個人の嗜好を超えて、周囲への加害性すら孕んだ問題として認識されているのが実情です。
一方で、今回の騒動を冷ややかに見る視点も存在します。喫煙所が極端に減少している現状を背景に、愛煙家からは肩身の狭さを嘆く声も漏れ聞こえます。しかし、最上氏が指摘しているのはあくまでマナーを履き違えた一部の層の傲慢さです。ルールを守って静かに嗜む人々までを十把一絡げに批判しているわけではないものの、こうした一部の不届き者の振る舞いが、結果として喫煙者全体の首を絞める結果になっているのは皮肉な話です。
昭和の価値観をアップデートできず、ルールを破る自分に酔いしれる姿は、周囲から見れば滑稽でしかありません。
最上氏の指摘通り、それは美学ではなく単なる無頓です。














