「洗濯物は干したら終わり?」家事分担の一覧を細かすぎると言う夫、妻が示した続きで気づいた事実
外での自慢と家での分担
家の中では妻に毎日の作業が集中しています
共働きで子どもが小さかった頃、夫は外では育児に積極的な父親のように振る舞っていました。ところが、家に戻ると食事や洗濯、子どもの世話はほとんど私任せです。
用事は次々に出てきます。夫に何か頼むためには、私が気づいて声をかけなければなりませんでした。
手を動かすだけでなく、何をいつするか考えるところから、いつの間にか私の役目になっていたのです。
妻は回復後に家事と育児の作業を書き出します
そんな生活の中で、私が高熱を出して寝込んだことがありました。
夫が気にしたのは、私を休ませることより、その日の夕食をどうするかでした。
体調が悪くても家の段取りを考え続けることに、私は限界を感じました。
怒って訴えても、その場だけで終わってしまいそうです。
そこで回復してから、家事と育児で実際にしていることを、紙へ細かく書き出しました。
終えたつもりでも、まだ続きがある作業を見える形にしたかったのです。
一覧を見た夫は細かすぎると不満を口にします
私は食卓へ分担表を広げ、夫と向かい合いました。食事の支度や洗濯だけでなく、その前後の作業も並べています。
夫は一覧を見ると、眉を寄せました。
「こんなに細かく分けなくてもいいだろう」
けれど、細かく書かなければ、残った部分を引き受けるのはまた私です。私は表を引っ込めず、洗濯の項目へ指を置きました。まず一つの作業を、最後まで確かめてみようと思ったのです。
見えていなかった続きを渡す
妻は洗濯の終わりについて夫に問いかけます
「洗濯なら、干せば終わるだろう」
夫は少し得意そうに言いました。私は一覧の下へ指を移し、確かめました。
「洗濯物は干したら終わり?」
取り込む、畳む、しまう。さらに、次に着る物が分かるように整える。夫が終わりだと思っていた場所から先にも、私の作業は続いていました。
言い負かすための表ではありません。毎日の作業を書いただけでした。
夫は省こうとした作業の担当を尋ねられます
夫は何か言いかけましたが、表の続きを見て口を閉じました。それから指先で行をたどり、小さく息をついたのです。
「そこは、いつもやってくれてたのか」
私はうなずき、ペンを夫の方へ置きました。
「やらなくていいなら、誰がやるの?」
夫はすぐには答えられませんでした。細かすぎると言って消そうとした作業が、なくなるわけではないと気づいたようでした。
夫は最後までを自分の担当にしようと考えます
夫はペンを取り、洗濯の欄をもう一度見ました。
「ここまでまとめて、担当すればいいんだね」
私は、出来上がったところだけを手伝うのではなく、最後まで自分の担当として考えてほしいと伝えました。
その後、役割が明確になるにつれ、夫も少しずつ動くようになりました。まだ話し合いは必要ですが、「細かく書くな」という反論は出なくなりました。見えなかった仕事を消す代わりに、分けて持てるようになったのです。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














