「俺の部屋なんだから」家賃の督促状を捨てた彼。毎月1万5千円を渡していた私が、彼の机で見つけたもの
毎月渡していた家賃が、払われていなかった
以前付き合っていた彼と、初めて一緒に暮らしたころの話です。
家賃は月3万円で、部屋の契約は彼の名義でした。
引っ越しの片づけが終わった夜、彼からこんなことを言われました。
「家賃は俺の口座から払うから、半分だけ毎月ちょうだい」
私は毎月25日になると、1万5千円を封筒に入れて彼に渡していました。念のため、渡した日付と金額は小さなノートに記録していました。
ところが、ある日、郵便受けに管理会社からの封筒が届いたのです。
開けてみると、家賃が2か月分も未払いになっているという通知でした。
驚いた私は、その夜、テレビを見ていた彼に封筒を見せました。
「ねえ、これどういうこと?家賃、2か月分払ってないって書いてあるんだけど」
彼はテレビから目を離さず、面倒くさそうに答えました。
「家賃くらいで細かいこと言うなよ」
「細かいって…。私、毎月ちゃんと渡してるよね?」
「わかってるよ。来月まとめて払うって。うるさいな」
それ以上話そうとしない彼に、私は不安を覚えました。
そして翌月、2通目の通知が届きました。今度は未払いが3か月分になっていたのです。
「また来てるよ。どうするの?」
そう言って手渡すと、彼は通知をごみ箱に投げ入れました。
「しつこいんだよ!俺の部屋なんだから、俺が払うって言ったら払うんだよ!」
あまりの言い方に、私は言葉を失いました。
その夜、彼の机に、お金を借りた会社から届いた返済のはがきが何枚も重なっているのを見つけました。
そこに記載されていた返済日は、どれも25日。
私が毎月お金を渡していた日と同じでした。
偶然かもしれません。でも、家賃が払われていないことを考えると、どうしても気になりました。
3通の督促状を並べて、彼に問いただした結果
数日後、3通目の督促状が届きました。
週末の夜、私は彼とテーブルを挟んで向かい合いました。
ごみ箱から拾っておいた通知も含め、3通を日付順に並べます。その横には、家賃を渡した記録があるノートを開きました。
「見て。私、毎月25日に1万5千円ずつ渡してるよね」
彼はうんざりした顔で頭をかきました。
「またその話?だから払うって言ってるだろ」
私は彼の机で見つけた返済のはがきも、テーブルに置きました。
「じゃあ、これは?返済日が全部25日なんだけど」
彼ははがきを見て、急に黙りました。
「もしかして、私が渡したお金、こっちの返済に使ってたの?」
「いや、それは…。来月まとめて…」
「さっきから来月って言うけど、もう3か月分も払ってないんだよ?」
彼は何か言いかけましたが、結局、はっきりした説明はありませんでした。
お金の使い道は最後まで確認できませんでした。それでも、毎月渡していた家賃が支払われていなかった事実は変わりません。
私はノートを閉じ、彼に伝えました。
「もう信用できない。渡した3か月分の4万5千円、返して。部屋の契約はあなたの名前なんだから、未払いの分は自分で何とかして」
彼はうつむいたまま、財布と銀行の封筒からお札を取り出し、4万5千円をテーブルに置きました。
その週のうちに荷物をまとめ、私は部屋を出ました。
最後に玄関のドアを閉めるとき、彼はテーブルの前に座り、何も言いませんでした。
一緒に暮らし始めたころは、こんな形で別れることになるとは思ってもいませんでした。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














