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2026.10.07(Wed)

「実家は月1万円で良かった」私の部屋で生活費を払わない彼。だが、私が合鍵を返すよう伝えたきっかけとは

「実家は月1万円で良かった」私の部屋で生活費を払わない彼。だが、私が合鍵を返すよう伝えたきっかけとは

旅行の写真を見せる彼

就職して1人暮らしを始めた年のことです。

大学時代から付き合っていた彼は、私の部屋に泊まる日が少しずつ増え、気づけば着替えも歯ブラシも置いたまま。ほとんど一緒に暮らしているような状態になっていました。

彼は学生で、「試験と論文で忙しい」とアルバイトはしていませんでした。

家賃も食費も光熱費も、払っているのは私です。

さすがに負担が大きくなり、私は何度か彼に頼みました。

「少しでいいから、生活費を入れてくれない?」

すると彼は、軽い調子でこう返してきました。

「そんなにお金ないなら、バイトすれば?」

私の会社が副業禁止だということは、何度も話してあります。

それでも彼は、自分が生活費を出す話にはなかなか向き合おうとしませんでした。

そんな生活が1年近く続いたころ、彼は自分の貯金を使い、友だちと海外旅行へ出かけました。

帰ってきた夜には、ソファに寝転びながら携帯を差し出し、楽しそうに写真を見せてきます。

「見てこれ。向こうのごはん、めちゃくちゃうまかったんだよ」

私は写真を眺めながら、とうとう口にしました。

「旅行に行くお金があるなら、ここの生活費も少し出してほしい」

彼は携帯を下ろすと、面倒そうにため息をつきました。

「実家は月1万円で良かったのに」

その一言を聞いて、私はもう曖昧にしたくないと思いました。

テーブルに置かれた合鍵

翌日の夜、私は小さなテーブルをはさんで彼と向き合いました。

テーブルの上には、家賃、食費、光熱費を1年分、月ごとにまとめた表を置きました。

「この1年、私が払った分。あなたが出した生活費は0円だよ」

彼は表を見て、少し困ったように笑いました。

「…わざわざ、こんなの作ったの?」

「バイトすればって言ったよね。でも私は副業できない。あなたは旅行に行くためのお金を貯められたのに、この部屋の生活費はずっと0円だったよね」

彼は黙ったまま、表から目をそらしました。

私は続けました。

「もういいよね、合鍵は置いていって」

彼はしばらく何も言いませんでした。やがてポケットから合鍵を取り出し、表の横に置きました。

カチャッと金属がテーブルに当たる音だけが、静かな部屋に響きました。

彼はそのまま荷物をまとめ、部屋を出ていきました。

ドアが閉まってから、私はテーブルに残された合鍵を拾い上げました。

旅行そのものが嫌だったわけではありません。ただ、自分の楽しみにはお金を使えるのに、一緒に暮らすための負担はずっと私任せだったこと。

それをはっきり目の前にしたことで、この関係を続けるのは難しいと感じたのです。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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