「米屋でも始めるの?」帰宅した夫が玄関で唖然。特売のお米を注文した私、玄関に並んだ段ボールを見て気づいたミス
特売の文字を見て、すぐ注文した休日
3か月ほど前の休日、30代の私は、昼ごはんのあと居間のソファで通信販売の画面を眺めていました。
子どもたちは昼寝中で、夫は庭で草むしりをしていました。
お米のページを開くと、いつもの銘柄が見たこともないほど安くなっています。
思わず体を起こし、開けていた窓から夫に声をかけました。
「ねえ、見て。いつものお米、10キロでこの値段だよ」
「安いね。必要なら買っておけば?」
私はうれしくなり、そのまま注文画面へ進みました。
届け先も支払い方法も以前登録したまま。ほとんど確認せず、確定ボタンを押してしまったのです。
「買えた。こういう特売を見つけるの、私けっこう得意かも」
届く日まで、いい買い物をしたとすっかり満足していました。
玄関に置かれたのは、1箱だけではなかった
数日後の昼、インターホンが鳴りました。玄関を開けると、30代くらいの配達の男性が立っていて、足もとの台車には大きな段ボールがひとつ乗っています。
「お米のお届けです。まず1箱目を置きますね」
男性は段ボールを玄関の土間に下ろしました。
「まず1箱目…?」
少し引っかかりましたが、私はそのまま受け取りを待っていました。ところが男性は紙を出さず、台車を押して戻っていきます。
しばらくすると、また車輪の音が近づいてきました。
「2箱目です」
「えっ、2箱目…ですか?」
思わず聞き返すと、男性はうなずきました。
「はい。あともう1箱あります」
2つ目が置かれ、さらに3つ目の段ボールまで運ばれてきました。
「こちらで全部です」
目の前には、10キロの箱が3つ。合わせて30キロのお米が玄関に並んでいました。
男性を見送ってすぐ、私は注文画面を開きました。
そこでようやく気づきます。数量の欄が「3」になっていたのです。
以前、別の商品を3つまとめて頼んだことがあり、その数字が残っていたようでした。私は値段ばかり見て、肝心の数量を一度も確認していなかったのです。
夕方、仕事から帰ってきた夫は、玄関に並んだ段ボールを見て足を止めました。
「……米屋でも始めるの?」
私は何も言い返せず、笑うしかありませんでした。
それからしばらく、わが家では炊きこみご飯やおにぎり、雑炊など、お米を使った食事が続きました。家族は意外にも喜んで食べてくれました。
最後の1袋を開けた夜、子どもたちが「やっと最後だ!」と手をたたき、夫も笑いながら拍手しました。
すると子どもが、にやにやしながら言いました。
「お母さん、特売見つけるの得意だもんね」
それ以来、どんなに安い商品を見つけても、注文を確定する前に数量だけは必ず見るようになりました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














