「まだその話?」旅行代4万円を返さなかった彼。別れて半年後、突然届いた写真の催促に私が返した言葉
「帰ったら払う」と約束した旅行代
3年ほど前、私は2つ年上の彼と付き合っていました。
あるとき、2人で2泊3日の旅行に出かけることになりました。
費用は折半する約束で、新幹線とホテルの代金、合わせて約8万円を私のクレジットカードでまとめて支払いました。
「旅行代の半分、帰ったらお願いね」
「うん、わかった。帰ったらすぐ払うよ」
彼もそう答えてくれたので、特に心配はしていませんでした。
旅行中、カメラを持っていたのは私だけ。
写真に写るのが好きな彼は、景色のいい場所に行くたびに「ここで撮って!」と私に頼んできました。
旅行自体は楽しかったのですが、帰ってから困ったことが起きました。
彼が、立て替えたお金を一向に返してくれなかったのです。
「ねえ、この前の旅行代、どうなってる?」
メッセージで聞いてみると、返ってきたのはこんな言葉でした。
「ごめん、今月ちょっと厳しくてさ。来月の給料日に払うから」
それなら仕方がないと思い、私は待つことにしました。
ところが、翌月になっても振込はありません。
会ったときに聞いても、「急な出費があって」「次に会うときに渡すよ」と先延ばしにされるばかり。
最初は申し訳なさそうにしていた彼も、何度も確認するうちに返事がそっけなくなり、しまいには話をそらすようになりました。
ある夜、カフェで向かい合っていたときのことです。
私は思い切って、もう一度聞きました。
「あのさ、旅行代の4万円、いつ返してもらえる?」
すると彼は、うんざりしたような顔で手をひらひらと振ったのです。
「えー、まだその話?旅行なんだし、そんな細かいこと言うなって」
「でも、半分払うって約束したよね?」
「だからさ、もういいじゃん。その話」
私はそれ以上、何も言えませんでした。
金額の問題もありましたが、約束を軽く扱われたことが何より悲しかったのです。
彼への気持ちはすっかり冷めてしまい、ほどなくして私たちは別れました。
半年ぶりの連絡で、彼が頼んできたこと
それから半年ほどたったある夜。
部屋のソファで携帯電話を見ていると、突然、元恋人からメッセージが届きました。
何の用だろうと思って開くと、そこには思いがけないお願いが書かれていました。
「旅行の写真、データで送ってくれない?」
思わず画面を見つめてしまいました。
旅行中、彼に頼まれて撮った写真は、すべて私のカメラに残っています。
けれど、あの4万円は返してもらっていません。
あれだけ返済をお願いしても聞いてくれなかったのに、写真が欲しくなったら連絡してくるなんて。
少し考えてから、私は短い返事を打ちました。
「4万円の振込を確認したら送るね」
すると、すぐに返信が届きました。
「は?なんでそうなるの」
その反応を見て、私はあの夜のカフェで言われた言葉を思い出しました。
「私にとっては、細かいことじゃなかったから」
そう返すと、彼からの返信はぴたりと止まりました。
もう写真もいらないと言われるかもしれない。そう思いながら、その夜は携帯電話を置きました。
ところが翌朝、口座を確認すると、なんと4万円が振り込まれていたのです。
さらに、彼から短いメッセージが届いていました。
「振り込んだから。早く送って」
あれほど何度もお願いしても返してくれなかったのに、写真が欲しいとなったら翌朝には振り込めるなんて。
驚きましたが、ようやく約束が果たされたことに、ほっとしました。
私は約束どおり旅行の写真をまとめて送り、そのあと彼の連絡先を削除しました。
それ以来、元恋人から連絡は来ていません。
「これで、全部おしまい」
ソファで大きく伸びをしながら、ずっと胸に残っていたモヤモヤが、ようやく消えたように感じました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














