tend Editorial Team

2013.06.17(Mon)

パリのフレッシュなとっておきシュー「メゾン・デュ・シュー」

(左)木のテーブルの温かな雰囲気が流れる10席のサロン。/(右)そばに2つ星のレストランを持つマルチネーズさん。

(左)木のテーブルの温かな雰囲気が流れる10席のサロン。/(右)そばに2つ星のレストランを持つマルチネーズさん。

パリ、サンジェルマン・デプレ界隈。今は美術館となっているドラクロワの旧家のある、ひっそりとした趣のあるフュルステンベルク広場に、先の4月、シュークリームの専門店“メゾン・デュ・シュー”がオープンしました。

最近のパリで、シューはマカロンブームの次に注目されているアイテム。たとえば、カラフルなミニシューだけを取り揃えた“ポペリーニ”、それに、元フォションシェフのクリストフ・アダムによるエクレア専門店“レクレール・ドゥ・ジェニ”など、枚挙にいとまがありません。

そんなブームの中、オープンしたのがこの店。オーナーは、2ツ星“ルイ・トレーズ”のオーナーシェフである、マニュエル・マルチネーズさん。パリで最も歴史あるレストラン“トゥールダルジャン”のシェフも務めていたことがあり、さらにMOF(フランス最高職人賞)も受勲しているマイスターで、1996年から“ルイ・トレーズ”を切り盛りしてきました。

上にスペキュロスの生地をのせて、かりっと焼き上げたシュー。クリームとのコントラストがたまらない。

上にスペキュロスの生地をのせて、かりっと焼き上げたシュー。クリームとのコントラストがたまらない。

この店をオープンしたきっかけは、お店の顧客であるジャン・ビュロさんからの提案だったそう。ビュロさんは、マルチネーズさんの素材感のあるフレッシュでエレガントな料理を信奉していたのですが、ミルフィーユなど質のよいクラシックなデザートも大好き。

そのフレッシュなクリームなどを生かしたパティスリーを作ったらどうか、という話が2人の間で盛り上がって、構想されたのがこの店だったといいます。

サワーチーズクリーム入りの、サバイヨンをベースにしたクリームで軽やかな味わいとテクスチャーに。

サワーチーズクリーム入りの、サバイヨンをベースにしたクリームで軽やかな味わいとテクスチャーに。

そしてドラクロワも愛した、とても美しい広場にこの物件を見つけて、アイディアが本格化しました。“フレッシュで質の高いミニシューを提供する”というのがこの店のコンセプト。

シューは毎朝、レストランのキッチンで焼かれます。一度に少量しか焼かないので、足りなくなるとまた焼き足されます。シューは、焦げる寸前にまでしっかりと焼き上げられた絶妙な焼き加減。生地の上にスペキュロスをのせて焼き上げられているので、シナモンのスパイシーな香りも風味にアクセントをつけてくれています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2025.12.19(Fri)

田久保真紀氏がテレビ静岡に猛抗議!「今日は行きたくない」発言は捏造と断言、取材拒否とSNS発信強化を宣言した泥沼の真相
tend Editorial Team

NEW 2025.12.19(Fri)

立憲・野田代表、『独断的な体質』と高市政権を批判→「立憲は批判だけだから支持されない」「自分の党の議員のマナーの悪さを正...
tend Editorial Team

NEW 2025.12.19(Fri)

「海外に移住されてしまう」「累進課税が平等と思ってるのか?」とネットで物議に。ひろゆき、超富裕層への増税案に持論を展開
tend Editorial Team

RECOMMEND

2025.09.12(Fri)

投稿主「アウトだろwww」この看板どこか似ている?ユニークすぎるネーミングがSNSで話題に
tend Editorial Team

2025.12.12(Fri)

「大学は無償化して欲しい」「国の政策に問題がある」とネットで物議に。三崎優太の「親ガチャ」発言が波紋…教育格差と奨学金問...
tend Editorial Team

2025.09.18(Thu)

【無印良品】秋の風物詩・250円のスイートポテトケーキ、人気の裏にある賛否両論。口コミで見えてきた「甘すぎる」と感じる声
tend Editorial Team