
てんちむの公式Instagram(@super_muchiko)より引用
てんちむ、弁護士探しの末に巨大事務所に決定
YouTuberのてんちむさん(31)が、総額3億8457万4504円の損害賠償を命じられた「ナイトブラ訴訟」の控訴審で、国内の5大法律事務所のひとつに弁護を依頼したことが関係者への取材で分かりました。世間を騒がせたこの訴訟で、てんちむさんは巨大弁護団とともに第2ラウンドへ挑みます。
この訴訟は、てんちむさんが豊胸手術を受けた事実を公表しないままナイトブラをプロデュースし、2020年にそれが明るみに出たことから始まりました。騒動後、てんちむさんは自身のYouTubeで謝罪し、メーカーに総額2億2000万円を送金したことを報告しました。しかし、購入者に返金されたかどうかが明確でないことから、てんちむさんは2021年、メーカーを相手取り「使途開示」を求めて東京地裁に提訴しました。
すると今度はメーカー側が、「豊胸手術を隠したことが説明義務違反にあたる」として反訴。昨年12月、東京地裁はてんちむさんに対して約3.8億円の損害賠償を命じる判決を下し、敗訴が確定しました。これに対し、てんちむさんは東京高裁へ控訴していました。
昨年12月、てんちむさんは自身のYouTube動画で「自己破産する前に、この裁判はどうあがいてもこういう結果になるのか、それとも勝率や減額の可能性があるのかを知りたくて」とコメント。さらに「ここ最近は弁護士事務所を巡ってて。2軒」「5大法律事務所の一つに行ってきた」と明かし、「その事務所が(弁護を)受けてくれるんだったら控訴しようと思う」と話していました。
知人によると、てんちむさんは実際に国内屈指の大手法律事務所と契約。弁護士700人以上を抱えるこの巨大事務所が、控訴審の新たな弁護団となったといいます。てんちむさんは、「逆転勝訴」を目指す一方で、「仮に敗訴したとしても損害賠償額の減額を狙っている」とのことです。
該当の法律事務所に筆頭弁護士への取材を申し込んだところ、事務所側は以下のように回答しました。
「弁護士は受任案件の内容はもとより、案件受任の有無についても守秘義務を負っております。そのため、当事務所では具体的な案件についてのコメントは差し控えております。このような理由により、今回のお申し出にもご協力はいたしかねますが、ご理解いただけますと幸いです」
守秘義務の観点から明言は避けたものの、てんちむさんの新たな弁護団であることは間違いないとみられています。
ナイトブラを巡るこの巨額訴訟の行方は、引き続き大きな注目を集めそうです。