これ、意外と知られていないけど本当です!
「スーパーの野菜や果物の種は植えても育たない」ことが多いんです。その理由、実はかなり深いんですよ。
スーパーの野菜や果物のタネ、なぜ育たない?
1. F1種(エフワンしゅ)がほとんどだから
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スーパーで売っている野菜や果物の多くは「F1種(雑種第一代)」という交配品種。
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品質をそろえるために人工的に交配されたもので、「見た目がきれい」「育ちが早い」「収穫量が多い」などのメリットがある一方…
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👉 そのタネをまいても、親と同じものは育たない or 育ちが悪い!
2. 種が未熟 or 処理されている
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市販の果物や野菜は「収穫のタイミング」や「追熟処理」がされているので、タネが未熟なままの場合が多いです。
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種なしスイカや種なしブドウのように、「そもそも発芽しない品種」も存在します。
じゃあ、なぜ昔は野菜のタネをとって植えてたの?
昔の農家や家庭菜園では「固定種(こていしゅ)」と呼ばれる在来品種が使われていました。
これは毎年同じ特徴を持ったタネを採り続けられる、いわば自家採種が可能な昔ながらのタネ。
ところが…
2018年、種子法が廃止されたって知ってた?
種子法って?
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戦後、日本の主食であるコメ・麦・大豆の優良な種子を、国や自治体が管理・保護するための法律。
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品質を守る&安定供給するために、「国が主導でタネを育ててた」んです。
でも、2018年に廃止され…
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民間企業が種子開発を行いやすくなり、F1種や遺伝子組み換え品種の導入が加速。
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👉 固定種や在来種はますます手に入りづらくなりました。
結論:育てるなら「固定種」を選ぼう!
スーパーの野菜や果物のタネは…
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発芽率が低い
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品種が分からない
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同じ野菜が育たないこともある
→ タネから育てたいなら、固定種や在来種の専門ショップでタネを買うのが安心!
補足:たまに育つ「例外」もある
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アボカドやマンゴーなどの果樹のタネは発芽することも。
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ただし、実がなるまで5〜10年かかるものも多い&品種が違う可能性もあるので、あくまで「実験」レベルで。