
江戸時代にあった扇風機とは?
現代顔負けの"手動扇風機"が、江戸後期にすでに存在していました。
江戸東京博物館の公式Xアカウントが7月22日に投稿したのは、江戸後期〜明治初期に使われていたという「手動式扇風機」の写真。
ろくろの仕組みを活用し、取っ手を手で回して羽根を動かす構造です。
美しい蒔絵が施されており、涼を取る道具でありながらもまさに高級家具のような佇まい。
投稿には「赤木清士コレクション」と明記され、歴史的にも貴重な品であることがうかがえます。
最初は扇風機とは思えないほど優雅なデザインに驚かされました。
今でこそ電動が当たり前ですが、当時はこのような手回し式で涼を得ていたと思うと、生活の工夫と美意識の高さに感嘆します。
猛暑が続く今、こうした昔ながらの涼の工夫にこそ見習うべきものがあるのかもしれません。
「これは扇風機というより芸術」「インテリアとして欲しい」「回してる人の方が暑くなりそうだけど素敵!」など、見た目の美しさに驚きの声が寄せられています。
毎日暑いですね🥵江戸時代には、もちろんエアコンはありませんが、江戸後期になると手動式の扇風機があらわれます。こちらは、ろくろの仕組みを利用してうちわを手で回す扇風機です。蒔絵まで施されており、高級家具の面持ちです🎐
— 江戸東京博物館 (@edohakugibochan) July 22, 2025
《手動式扇風機》
江戸後期~明治初期
赤木清士コレクション… pic.twitter.com/aEmndHsinG