
プラ板って何?
アクセサリーやキーホルダーを手作りできるアイテムといえば、
今の時代ならUVレジンやハンドメイドアプリ…
でも、昭和〜平成初期の子どもたちにとっての"手作り神アイテム"といえば「プラ板(プラバン)」でした。
プラ板(プラバン)とは、薄くて透明なプラスチックの板のことです。
文房具店やおもちゃ屋で数枚セットで売られていて、好きな絵を描いて切って、トースターで焼くと縮むという謎の工作素材。
使い方は超シンプル
・プラ板に油性ペンや色鉛筆で絵を描く
・ハサミでカットし、パンチで穴をあけておく
・アルミホイルを敷いたオーブントースターで加熱!
・クシャッと縮んで、小さく固くなる
・チェーンを通してキーホルダーやアクセサリーに!
・描いたときの約1/4サイズに縮むので、
仕上がりを予想するのがちょっとしたスリルでもあった。
「縮む瞬間」が一番の見どころ
焼き始めると、プラ板がぐにゃっ!くにゃっ!と波打ち、「失敗した!?」と思った次の瞬間
スッ…と平らになって完成。
この「絶対に一度はパニックになる→ちゃんと戻る」の流れ、やったことある人は共感できるかと思います。
当時は“お店で買えない自分だけのキャラグッズ”
昭和の子どもたちは、プラ板でオリジナルのキーホルダーやネームタグを量産。
・好きなアニメキャラを写し描きして推しグッズ化
・名前入りのタグをランドセルや体操袋につける
・友達と交換して“プラ板通信”が始まる…
今でいう「オタ活グッズのハンドメイド先駆け」と言っても過言ではありません。
今はどこで買えるの?
今では全国の100円ショップなどでお手軽に入手することが可能となっております。
プラ板だけではなく、アクセサリー用の金具などもセットで購入できます。
まとめ
今でこそ100均やハンドメイド界隈で“復活”しているプラ板だけど、
もともとは昭和の子どもたちの自由研究・創作魂の象徴でした。
“オーブントースターでグッズを焼いてた”というと、
令和の子はきっと「えっ!?そんなことしてたの!?」と驚くかもしれません。