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2025.08.10(Sun)

【石垣島・川平湾】なぜ「泳げないビーチ」に世界中から人が殺到?外国人の口コミで判明した本当の魅力と『意外な本音』

トリップアドバイザーより引用

 

トリップアドバイザーの「トラベラーズチョイス2025」にも選出され、石垣島を訪れるほぼ全ての人が足を運ぶと言っても過言ではない絶景スポット、「川平湾(かびらわん)」

エメラルドグリーンから深い青へと変化するグラデーションの海は、まさに「楽園」という言葉がふさわしく、日本百景にも選ばれています。

 

しかし、この川平湾には一つ、大きな特徴があります。

それは、これほど美しいにも関わらず「遊泳禁止」であること。では、なぜ泳ぐこともできないこの場所に、世界中から多くの観光客が殺到するのでしょうか?

その答えを探るため、トリップアドバイザーに寄せられた世界各国からの口コミを紐解いてみました。すると、彼らが絶賛する理由と、私たちが見過ごしがちな「意外な本音」が浮かび上がってきました。

 

絶賛の嵐!外国人が言葉を失う「色彩」と「透明度」

まず、国籍を問わず、ほぼ全ての口コミに共通していたのが、その圧倒的なビジュアルへの称賛です。

 

「The clearest water I’ve ever seen!」(イギリスからの観光客) (今まで見た中で一番透明な水!)

「All shades of blue and green」(イギリスからの観光客) (そこには青と緑のあらゆる色合いがあった)

「This place is too beautiful to be true」(大阪在住の外国人観光客) (この場所は、真実とは思えないほど美しすぎる)

 

彼らの言葉からは、ただ「キレイ」という一言では表現しきれないほどの感動が伝わってきます。この“川平ブルー”とも呼ばれる色彩の豊かさと、吸い込まれそうなほどの水の透明度が、人々を惹きつける最大の魅力であることは間違いありません。

 

「泳げない」からこそ価値がある?逆説的な魅力

では、本題の「なぜ泳げないのか?」という点。公式サイトには「潮流は激しく、遊泳禁止となっています」と明記されています。安全上の理由から、この美しい海に入ることは許されていません。

しかし、ある外国人観光客は、この「遊泳禁止」というルールにこそ、川平湾の価値があると指摘しています。

 

「no swimming / diving etc is allowed here so the water and conservation of the area takes priority.」(イギリスからの観光客) (ここでは遊泳やダイビングが禁止されている。だからこそ、水とこの地域の保全が優先されるのです)

 

人の活動が制限されているからこそ、この世のものとは思えないほどの自然の美しさが保たれている――。泳げないという不便さが、逆にこの場所の神秘性と価値を高めているという、逆説的な見方です。私たちは、守られている手つかずの自然を見ている、というわけです。

海中散歩「グラスボート」への期待と、少し厳しい現実

泳げない代わりに、川平湾の海中世界を覗くことができるのが「グラスボート」です。この体験には、多くの期待が寄せられています。

 

「I was amazed on how clear the water is and how many coral, rays, turtles and colorful fish we saw.」(アメリカ・フロリダ州からの観光客) (水の透明度と、どれだけ多くのサンゴ、エイ、カメ、カラフルな魚を見られたかに驚きました)

 

このように、手軽に美しい海の世界を体験できることに満足する声が多い一方で、厳しい意見も少なくありません。

 

「The coral is dying」(東京在住の外国人観光客) (サンゴが死にかけている)

「These boats are quite old and raggedy and we were not given any safety protection on the ride.」(アメリカ・カリフォルニア州からの観光客) (ボートはかなり古くてボロボロで、安全対策もなかった)

 

口コミからは、サンゴの白化という環境問題や、船の管理状況への懸念がうかがえます。グラスボート体験は、乗る船会社やその日のコンディションによって、満足度が大きく変わる可能性がありそうです。

 

外国人の「正直な本音」に見る、川平湾の光と影

絶景を称賛する一方で、外国人観光客は冷静な視点も持っています。

 

「Very touristy」(東京在住の外国人観光客) (非常に観光地化されている)

「Paths really need some better care and the facilities aren’t great here.」(アメリカ・メリーランド州からの観光客) (道はもっと手入れが必要だし、施設も大したことはない)

 

美しい景色だけでなく、その裏側にある施設の管理状況や、観光地としての在り方にも、彼らは目を向けています。これらの声は、今後の川平湾が向き合うべき課題を示唆しているのかもしれません。

 

まとめ:ただの絶景ではない。物語のある場所へ

外国人の口コミを調査してわかったのは、彼らが川平湾に惹きつけられる理由は、単に「美しい」からだけではない、ということです。 「遊泳禁止」というルールが守る圧倒的な自然美、そして「グラスボート」という手軽な海中探検。この二つが、他のビーチにはないユニークな体験価値を生み出しているのです。

しかし、その裏には環境問題や施設の課題も存在します。私たちがこの絶景を未来に残していくためには、ただ消費するだけでなく、その背景にある物語や課題にも思いを馳せることが大切なのではないでしょうか。

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