無印良品の公式サイトより引用
夏の食卓を襲う「食欲不振」と「料理したくない」問題。
この二大巨頭を前に、多くの人が途方に暮れる中、無印良品の「ごはんにかける」シリーズから登場した、ある夏季限定商品が“夏の救世主”として大きな話題を呼んでいます。
その名は「ごはんにかける 冷やしごま豆乳担々スープ」(350円)。
しかし、その口コミを読み解くと、多くの愛用者たちが商品名を堂々と無視し、ある食べ方に熱狂していることが判明したのです。
その驚くべき理由と、この商品の真のポテンシャルを探ります。
「温めなくていいのが本当に助かる!」火を使わない“夏の正義”
まず、この商品が多くの家庭で“お守り”としてストックされる最大の理由は、その圧倒的な手軽さです。
夏のキッチンで火を使うという苦行から、私たちを解放してくれます。
「温めなくていいのが本当に助かる!筍やお肉もしっかり入っていてスパイス効いてるけど、マイルドな辛さで美味しいです。」
「食べる前に冷蔵庫に入れておくだけなので時間がない時でも手軽に食べれます。」
冷蔵庫で冷やしておいたスープを、ごはんや麺にかけるだけ。調理時間はわずか1分足らず。
「暑くて食欲のない朝なども、ごはんにかけてサッと食べられます」という声の通り、時間がない朝や、疲れ果てた日の夕食、一人で済ませたいランチまで、あらゆるシーンで大活躍。
この「火を使わない」という一点だけでも、夏の救世主と呼ばれる資格は十分です。
愛用者は“ごはんにかけない”?!
しかし、この商品の本当の面白さはここからです。
商品名は「ごはんにかける」ですが、多くの愛用者たちが「いや、麺にかけるのが正解だ」と声を揃えているのです。
「ご飯?美味しいです。辛さも私にはちょうどいい辛さです。パッケージ通りご飯にかけて食べましたが、パスタなど麺にかけた方が合うかなと感じました。」
「ご飯ではなく、中華麺を茹でて冷やした麺にかけて食べました。よく合いますよ!」
「私は冷凍うどんにかけて食べましたがすごく好みの味でした。また買いたいです。」
そうめん、うどん、パスタ、中華麺…。
「ごはんにかける」という公式をあえて“裏切る”ことで、ユーザーたちはこの商品のポテンシャルを最大限に引き出し、自分だけの最高の一杯をクリエイトしていました。
「素麺にかけても美味しい、夏に嬉しい一品です。ダイエット中の方は白滝と合わせてもオススメ!」という、さらなる応用術を披露する強者まで。
このアレンジの幅広さこそ、多くの人を飽きさせず、リピート買いに走らせる秘密なのです。
「花椒が強すぎる」「油っぽい…」好き嫌いが分かれる“本格派”の素顔
もちろん、絶賛の声ばかりではありません。その本格的な味わいゆえに、好みが分かれるという正直な意見も。
「花椒が強すぎる。ご飯ではなくそうめんに絡ませていただきました。(中略)花椒が強めで味のバランスがちょっと好みではありませんでした。」
「冷やすメリット?油が固まって袋にべったり。冷やす良さがあまり分からない。」
本格中華を彷彿とさせる花椒(ホアジャオ)の痺れるような香りや、冷やすことで固まりやすくなる香味油の口当たりが、苦手だと感じる人もいるようです。
しかし、そんな声の中にも「私には辛かったので豆乳を足してうどんで食べたら美味しかったです」といった、自分流のアレンジで弱点を克服する賢い楽しみ方が見られました。
まとめ
無印良品の「冷やしごま豆乳担々スープ」。その人気の秘密は、①火を使わないという「圧倒的な手軽さ」、そして②商品名の常識を覆す「無限のアレンジ力」にありました。
特に、多くの愛用者がたどり着いた「麺にかける」という食べ方は、この商品の真価を味わうための“公式を超える裏ワザ”と言えるかもしれません。